韓国のLG Uplusが2020年Q1の業績を発表、5G加入率は9%超に
- 2020年05月15日
- 海外携帯電話
韓国の移動体通信事業者(MNO)であるLG Uplus (LG U+)は2020年第1四半期の業績を発表した。
2020年3月31日に終了した3ヶ月間となる2020年第1四半期の連結売上高は前年同期比11.9%増の3兆2,866億韓国ウォン(約2,886億809万円)、EBITDAは前年同期比17.7%増の8,123億韓国ウォン(約713億円)、EBITDAマージンは前年同期比1.2ポイント増の24.7%、当期純利益は前年同期比12.2%増の1,488億韓国ウォン(約131億円)となった。
業績の発表に伴い事業別の業績も公表されている。
移動体通信事業を指す無線事業の売上高は前年同期比4.9%増の1兆4,112億韓国ウォン(約1,239億円)である。
無線事業は連結売上高のうち42.9%を占めており、LG Uplusの業績報告における事業区分を基準とすると、無線事業がLG Uplusにとって最大の事業となっている。
2020年第1四半期末の事業データも明らかにされている。
移動体通信サービスの加入件数は前年同期比7.8%増の1,551万9,000件となった。
移動体通信サービスの加入件数のうち第5世代移動通信システム(5G)のNR方式を利用できる5G契約の加入件数は145万5,000件で、第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式を利用できるLTE契約の加入件数は1,355万1,000件となり、移動体通信サービスの加入件数で占める比率はそれぞれ9.4%と87.3%である。
2020年第1四半期の韓国ウォン(KRW)ベースのARPU (1回線当たり月間平均収入)は前年同期比0.8%減の30,796韓国ウォン(約2,704円)、LG Uplusのネットワークを利用した仮想移動体通信事業者(MVNO)を含めたARPUは前年同期比2.1%減の29,509韓国ウォン(約2,591円)となり、いずれも前年同期比で低下傾向と分かる。
なお、LG UplusはLG Groupの企業で、LG Groupの中核企業である韓国のLG Corp.が筆頭株主となっている。
LG Uplusに対するLG Corp.の持分比率は30.6%である。
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