HTCが2020年5月の月間売上高を発表、過去2番目の低水準に
- 2020年06月08日
- Android関連
台湾のHTC (宏達国際電子)は2020年6月5日付けで2020年5月の月間売上高を発表した。
2020年5月は前月比33.59%増、前年同期比47.28%減の3億9,700万台湾ドル(約14億5,377万円)となった。
前月比では増加したが、前年同期比では5割近くと大幅に減少したことが分かる。
HTCが台湾証券取引所に上場した2002年3月以降の月間売上高としては、2020年4月に記録した過去最低の2億9,700万台湾ドル(約10億9,369万円)に次いで過去2番目の低水準となった。
2020年3月までは4億台湾ドル(約14億7,296万円)を下回ったことがなかったが、2020年4月と2020年5月は連続して4億台湾ドルを下回った。
過去最高を記録した2011年9月には453億8,800万台湾ドル(約1,661億8,580万円)にも達したが、2020年5月は全盛期のわずか0.87%と1%にも満たない状況にとどまる。
また、2020年5月末に終了した5ヶ月間となる2020年の累計では前年同期比52.82%減の20億2,400万台湾ドル(約74億5,312万円)となり、前年同期比で5割超と大幅に減少した。
HTCはVR (仮想現実)事業とスマートフォンをはじめとする携帯端末事業を主要事業として展開しているが、近年は業績の低迷が続いている。
携帯端末事業の躍進で大幅な成長を遂げたが、スマートフォンの販売不振に伴う携帯端末事業の低迷が業績の低迷の主要な要因となっている。
低迷する携帯端末事業を縮小する一方でVR事業を拡大すべく注力しているが、携帯端末事業の不振を補える規模には達していない。
HTCに関しては2020年6月初めに人員削減の報道も出ており、事業運営の効率化を図ると思われる。
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