TeliaがTurkcellを売却へ、トルコや北キプロスなどで携帯電話事業
- 2020年06月24日
- 海外携帯電話
スウェーデンのTelia CompanyはトルコのTurkcell Holdingを売却することで当事者間で合意に達したと発表した。
Turkcell HoldingはTelia CompanyとCukurova Telecom Holdingの合弁会社で、持分比率はTelia Companyが47.1%、Cukurova Telecom Holdingが52.9%となっている。
Telia Companyは同社が保有するTurkcell Holdingの株式の47.1%すべてをトルコ政府が所有する政府系ファンドのTurkey Wealth Fundに売却することで合意に達したという。
なお、Telia CompanyがTurkcell Holdingの売却を完了するためには規制当局などの承認が必要で、承認の取得を前提として2020年後半に完了することを見込んでいる。
Telia Companyは北欧およびバルト諸国に注力する戦略を採用しており、それに基づきTurkcell Holdingを売却すると説明している。
また、Turkcell Holdingに関しては所有者間で意見の相違から問題が発生していたが、Turkcell Holdingの売却によって長年の問題が解消することになるという。
Turkcell Holdingはトルコの移動体通信事業者(MNO)であるTurkcell Iletisim Hizmetleriの親会社で、Turkcell Iletisim Hizmetleriの株式の51%を保有する。
Turkcell Iletisim Hizmetleriはトルコのほかに子会社を通じて北キプロス、ウクライナ、ベラルーシでも移動体通信事業を手掛ける。
北キプロスではTurkcellとして展開するKibris Mobile Telekomunikasyon、ウクライナではlifecell、ベラルーシではlife:)として展開するBelarusian Telecommunications Networkを通じて移動体通信事業を手掛けており、Turkcell Iltesim Hizmetleriによる持分比率はKibris Mobile Telekomunikasyonが100%、lifecellが100%、Belarusian Telecommunications Networkが80%となっている。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。