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台湾之星、5Gの免許を取得



台湾の移動体通信事業者(MNO)でT STAR (台湾之星)として展開するTaiwan Star Telecom (台湾之星電信)は第5世代移動通信システム(5G)の免許を取得したことが分かった。

台湾の政府機関で電気通信分野などの規制を司る国家通訊伝播委員会(National Communications Commission:NCC)は2020年7月29日に第920次委員会議を開催し、Taiwan Star Telecomから申請が行われた3.5GHz帯を使用したモバイルブロードバンド業務の免許に関する審議を実施した。

審議ではTaiwan Star Telecomの申請は法的義務を満たすと結論に至り、国家通訊伝播委員会は2020年7月29日付けでTaiwan Star Telecomに対して3.5GHz帯を使用したモバイルブロードバンド業務の免許を交付することになった。

国家通訊伝播委員会は3.5GHz帯などを5G向け周波数として割当したため、3.5GHzを使用したモバイルブロードバンド業務の免許は事実上の5Gの免許となる。

Taiwan Star Telecomは5Gの免許を取得したことになるため、3.5GHz帯を使用して5Gサービスを提供できる。

なお、5G向け周波数としては3.5GHz帯の40MHz幅を確保しており、具体的には3300~3400MHzで5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式を導入する計画である。

通信設備はフィンランドのNokiaより調達することを正式に発表している。

これまでに、台湾の移動体通信事業者としてはChunghwa Telecom (中華電信)、Taiwan Mobile (台湾大哥大)、Far EasTone Telecommunications (遠傳電信)が5Gの免許を取得していた。

Taiwan Star Telecomと同日にAsia Pacific Telecomも5Gの免許を取得したため、これに伴い台湾のすべての移動体通信事業者が5Gの免許の交付を受けたことになる。

国家通訊伝播委員会

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