Xperia 1 II SOG01にau 5Gの通信速度を高速化するアップデートを開始

KDDIはSony Mobile Communications製のスマートフォン「Xperia 1 II SOG01」に対して新たなソフトウェアのアップデートの提供を開始した。

Xperia 1 II SOG01に対しては2020年7月30日より新たなソフトウェアのアップデートを実施している。

主な更新内容には通信速度の向上、Photo ProのアプリケーションでRAW形式のファイルの保存に対応、音量が意図せず変動する場合がある事象を改善、セキュリティ機能の改善が含まれている。

ソフトウェアのアップデートは本体単体またはパソコン接続で実施できる。

いずれの方法も目安の所要時間は約10分で、アップデートファイルの容量は約190MBとなっている。

正常にソフトウェアのアップデートが完了すれば、ソフトウェアのビルド番号は58.0.C.7.41となる。

通信速度の向上に関しては、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)が提供する第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に準拠したau 5Gの通信速度が下り最大2.8Gbpsから下り最大3.4Gbpsに高速化する。

なお、KDDIが公表するau 5Gの通信速度はNR方式と第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式で同時通信を行うE-UTRA-NRデュアルコネクティビティ(EN-DC)を適用時の通信速度である。

au 5Gの商用化当初は通信速度が下り最大2.8Gbps/上り最大183Mbpsとなり、Xperia 1 II SOG01の場合は発売後に実施するソフトウェアのアップデートを通じて下り最大3.4Gbpsに高速化する予定を事前に案内していた。

その下り最大3.4Gbpsに高速化するソフトウェアのアップデートの提供を2020年7月30日より開始したことになる。

なお、下り最大3.4Gbpsに対応したau 5Gのエリアは埼玉県と広島県の一部地域に限られている。

埼玉県と広島県の一部地域を除いたau 5Gのエリアでは理論値が下り最大3.4Gbps未満となる。

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