Nokia 8.3 5GとなるTA-1243とTA-1251がBluetooth認証を通過

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フィンランドのHMD Global製のNR/LTE/W-CDMA/GSM端末「TA-1243」および「TA-1251」が2020年8月15日付けでBluetooth SIGの認証を通過した。

Bluetoothモジュールのバージョンは5.0で、いずれも共通のBluetoothモジュールを採用している。

TA-1243およびTA-1251はNokia 8.3 5Gの型番に該当すると考えられる。

Bluetooth SIGの認証ページでは製品名の項目にGSM/WCDMA/FDD-LTE/ TDD-LTE/NR/BT/WIFI/ Smart Phoneと記載されており、ソフトウェアバージョンは00WW_0_180となっている。

Bluetooth SIGで公開された情報から、通信方式はNR/LTE/W-CDMA/GSM方式に対応し、Bluetoothおよび無線LANにも対応したスマートフォンとなることが分かる。

第5世代移動通信システム(5G)の要求条件を満たすために規定されたNR方式に対応しており、これがNokia 8.3 5Gと判断できる根拠である。

これまでに、HMD Globalは5Gに対応したスマートフォンとしてNokia 8.3 5Gを発表しており、グローバルで2020年夏に発売する計画を案内している。

具体的な発売時期までは公表していないが、TA-1243およびTA-1251は2020年8月7日付けでGlobal Certification Forum (GCF)の認証も通過しており、2020年8月以降に相次いで複数の認証機関を通過していることから、Nokia 8.3 5Gの発売に向けて準備を進めていると考えられる。

HMD GlobalはスマートフォンやフィーチャーフォンをはじめとするNokiaブランドを冠した携帯端末を展開しており、HMD GlobalにとってはNokia 8.3 5Gが最初の5Gに対応したスマートフォンとなる。

Nokiaブランドの携帯端末の開発や製造は台湾のHon Hai Precision Industry (鴻海精密工業)の子会社で英領ケイマン諸島のFIH Mobile (富智康集団)が行う。

ソフトウェアバージョンの規則を考慮しても、FIH MobileがNokia 8.3 5Gの開発や製造を行うと推測できる。

なお、Nokia 8.3 5Gはユーロ圏の価格が公表されている。

システムメモリの容量が6GBで、内蔵ストレージの容量が64GBのモデルは599ユーロ(約76,000円)、システムメモリの容量が8GBで、内蔵ストレージの容量が128GBのモデルは649ユーロ(約82,000円)である。

Bluetooth SIG