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レバノンのAlfa、ロゴからOrascom Telecomを外す



レバノンの移動体通信事業者(MNO)でAlfaとして展開するMobile Interim Company 1 (MIC1)はロゴの表記を変更したことが分かった。

これまで、Mobile Interim Company 1はロゴにAlfa Managed by Orascom Telecomと表記してきたが、2020年9月15日までに公式ウェブサイトなどで使用するロゴの表記をAlfa Managed by Orascom TelecomからAlfaに変更した。

レバノンでは同国の政府機関で電気通信分野の規制を管轄する電気通信省(Ministry of Telecommunications:MoT)と管理契約を締結したレバノン法人が国有の移動体通信事業者を管理する形態を採用してきた。

Mobile Interim Company 1も国有の移動体通信事業者で、エジプトのOrascom Investment Holding (OIH)がレバノン法人のOrascom Telecom Lebanon (OTL)を通じて電気通信省と管理契約を締結し、Mobile Interim Company 1を管理してきたため、ロゴにはAlfa Managed by Orascom Telecomと表記していた。

東欧州夏時間を基準として2020年9月7日の午後にMobile Interim Company 1の管理権を電気通信省に移管するすべての手続きが完了し、これに伴いOrascom Telecom Lebanonによる管理が終了したため、Alfa Managed by Orascom Telecomの表記も終了したことになる。

なお、管理期間は2019年12月31日に満期を迎えたが、管理権の移管を完了するまで暫定的にOrascom Telecom Lebanonが管理を継続した。

Mobile Interim Company 1の管理権は2009年1月にOrascom Telecomの通称で広く知られたエジプトのOrascom Telecom Holding (OTH:現、Global Telecom Holding)が取得し、レバノン法人のOrascom Telecom Lebanonを通じて2009年2月1日より管理してきた。

英領バミューダ諸島のVimpelCom (現、VEON)がOrascom Telecom Holdingを子会社化することを決定したが、Orascom Telecom Lebanonや朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の移動体通信事業者でkoryolink (高麗網)として展開するCHEO Technology JV Company (逓オ技術合作会社)などはVimpelComが取得する対象に含めなかった。

そこで、VimpelComが取得前のOrascom Telecom Holdingの所有者がエジプトで新設したOrascom Telecom Media and Technology Holding (OTMT)がOrascom Telecom LebanonやCHEO Technology JV Companyなどを承継した経緯がある。

Orascom Telecom Media and Technology Holdingは電気通信分野を主軸とする企業から様々な分野で多角的に展開する企業へ生まれ変わる方針を反映して社名をOrascom Investment Holdingに変更したが、Orascom Telecom Lebanonは当初から社名に変更はない。

Alfa

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