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マレーシアのDigiが2020年Q3の業績を発表



マレーシアのDigi.Comは2020年第3四半期の業績を発表した。

2020年9月30日に終了した3ヶ月間となる2020年第3四半期の連結売上高は前年同期比1.1%増の15億6,200万マレーシアリンギット(約397億4,001万円)、EBITDAは前年同期比5.8%減の8億3,400万マレーシアリンギット(約211億7,328万円)、EBITDAマージンは前年同期比3.6ポイント減の53%、当期純利益は前年同期比9.8%減の3億5,600万マレーシアリンギット(約90億3,799万円)である。

業績の発表に伴い2020年第3四半期末時点の事業データも公開している。

移動体通信サービスの加入件数は前年同期比5.7%減の1,068万件となった。

移動体通信サービスの加入件数のうちデータ通信サービスの加入件数は909万1,000件であるため、データ通信サービスの加入率は85.1%と分かる。

第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式の人口カバー率は91%で、LTE方式を高度化したLTE-Advanced方式の人口カバー率は74%である。

マレーシアにおける行動制限を受けてLTE方式およびLTE-Advanced方式の人口カバー率の伸長は停滞している。

第5世代移動通信システム(5G)は導入しておらず、マレーシアでは5G向け周波数の割当も実施されていない。

2020年第3四半期に限定したマレーシアリンギット(MYR)ベースのARPU (1回線当たり月間平均収入)は前年同期比5.0%増の42マレーシアリンギット(約1,066円)となった。

また、1回線当たり平均月間データ通信量は前年同期比34.9%増の17.4GBとなり、データ通信の需要は引き続き増大傾向が見られる。

筆頭株主は世界各地で移動体通信事業を展開するノルウェーのTelenorで、Telenorによる経済的持分は49%となっている。

主要な事業はマレーシアにおける移動体通信事業で、完全子会社のDigi Telecommunicationsを通じてマレーシアで移動体通信事業を展開する。

マレーシアでは6社の移動体通信事業者が存在するが、加入件数を基準にDigi Telecommunicationsは大手3社の移動体通信事業者として一般的に認識されている。

Digi

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