クロアチアのHrvatski Telekomが5Gサービスを商用化、クロアチア初の5Gに
- 2020年10月31日
- 海外携帯電話
ドイツのDeutsche Telekomの子会社でクロアチアの移動体通信事業者(MNO)であるHrvatski Telekomは第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。
2020年10月29日よりNR方式に準拠した5Gサービスの提供を開始している。
まずはクロアチアの首都・ザグレブ市、ザグレブ郡、スプリト、リエカ、オシエクの一部が提供エリアとなる。
2021年6月30日まではすべての料金プランで追加料金なく5Gサービスを利用できる。
5Gサービスに対応した端末としては複数のスマートフォンを販売しており、米国のApple製のiPhone 12およびiPhone 12 Pro、中国のHuawei Technologies (華為技術)製のHUAWEI P40 ProおよびHUAWEI P40 Pro+、韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のSamsung Galaxy S20 5G、Samsung Galaxy S20+ 5G、Samsung Galaxy S20 Ultra 5G、Samsung Galaxy Note20 5G、Samsung Galaxy Note20 Ultra 5Gを取り扱う。
AppleはiPhone 12シリーズで5Gサービスを利用できる移動体通信事業者として公式にHrvatski Telekomを認定しているため、Hrvatski TelekomはiPhone 12 miniおよびiPhone 12 Pro Maxも取り扱うと思われる。
5Gの通信方式はNR方式を導入しており、ノンスタンドアローン(NSA)構成で運用している。
クロアチアでは5G向け周波数の割当が実施されていないため、ダイナミックスペクトラムシェアリング(DSS)を実装して第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式で使用する2.1GHz帯でNR方式も導入した。
NR BandはFR1のn1である。
5G向け周波数の割当を実施する具体的な時期は決定しておらず、2021年前半に5G向け周波数の割当が行われる見込みという。
基地局はクロアチアのEricsson Nikola Teslaから調達していることが分かっている。
これまでに、クロアチアの移動体通信事業者は5Gを導入していないため、Hrvatski Telekomはクロアチアで初めて5Gを導入した移動体通信事業者となった。
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