楽天モバイルがノキア製のRakuten Turbo5Gを準備中、技適を通過
- 2020年11月10日
- Rakuten-総合
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)は技術基準適合証明や工事設計認証などを通過した機器の情報を更新した。
Rakuten Mobile (楽天モバイル)向けのフィンランドのNokia Solutions and Networks製のNR/LTE端末「RCPN01」が2020年10月29日付けでドイツPhoenix Testlabを通じて電波法に基づく工事設計認証を取得したことが分かった。
工事設計認証番号は204-B00243。
モバイルネットワークはNR (FR1, TDD) 3700(n77) MHz, NR (FR2, TDD) 28000(n257) MHz, LTE (FDD) 1800(B3) MHzで認証を受けている。
無線LANの周波数でも通過しており、周波数は2.4GHz帯と5GHz帯を利用できる。
無線LANの規格はIEEE 802.11a/b/g/n/ac/axに対応している。
RCPN01は未発表端末の型番である。
第5世代移動通信システム(5G)の要求条件を満たすために規定されたNR方式に対応しており、工事設計認証で通過した周波数範囲はn77が3400~4100MHz、n257が27000~28200MHzとなっている。
ただ、3600~3800MHzを使用する移動体通信事業者(MNO)はn78を導入しており、NR Bandが一致しない場合は利用できない。
総務省は電波利用ホームページを通じて詳細な認証情報を公開しており、申請者は中国のNokia Shanghai Bell (上海諾基亜貝爾)、製造者はNokia Solutions and Networksと記載されている。
いずれもフィンランドのNokiaの子会社で、Nokia Solutions and Networksが製造を行い、Nokia Shanghai Bellが工事設計認証の取得を申請したことが分かる。
また、製品名はRakuten Turbo5Gと記載されているほか、据置型無線LANルータとなることも判明している。
製品名からRakuten Mobile向けであることは明らかで、Rakuten Mobileが5Gに対応した据置型無線LANルータとして発売すると推測できる。
KDDIおよびOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)が提供するホームルータープランやSoftBankが提供するSoftBank Airのように、Rakuten Mobileはモバイルネットワークを利用した固定通信サービスを導入すると思われる。
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