ファーウェイがHONOR事業を売却か、ロイターが報じる
- 2020年11月10日
- Android関連
中国のHuawei Technologies (華為技術)はHONORブランドの事業を売却する方針であることが分かった。
早ければ2020年11月15日にも正式に発表されるという。
HONORブランドの事業はHUAWEIブランドの事業とともにHuawei Technologiesが展開しているが、REUTERSによるとHuawei TechnologiesはHUAWEIブランドの事業と法人向け事業に注力する方針で、HONORブランドの事業を深圳市および中国のDigital China Group (神州数碼集団)などが主導するコンソーシアムに1,000億人民元(約1兆5,920億円)で売却する予定という。
Huawei Technologiesは深圳市傘下の事業体やDigital China Groupなどで構成されるコンソーシアムにHonor Terminalの株式を売却することで、HONORブランドの事業を売却すると伝えている。
Honor Terminalの株式を深圳市傘下の少なくとも3社が10%から15%ずつ、Digital China Groupが15%近くを保有する方向とされている。
HONORブランドの事業に携わる経営陣と7,000人以上の従業員のほとんどを維持する計画という。
なお、深圳市は中国の広東省に位置する都市で、Huawei Technologiesの本社が所在する都市でもある。
Digital China Groupは様々な事業を展開するが、スマートフォンをはじめとしたHONORブランドの製品の主要な販売代理店としての事業も行う。
REUTERSが報じたHonor Terminalは中国の栄耀終端を意味すると思われる。
これまでに、栄耀終端に関してはHuawei Technologiesの親会社かつ持株会社である中国のHuawei Investment & Holding (華為投資控股)が2020年4月1日に完全子会社として深圳市で設立したことが分かっている。
Huawei Investment & Holdingの子会社である華為終端の英文社名がHuawei Deviceであるため、実際の英文社名はHonor Deviceとなる可能性もある。
社名からHONORブランドの事業を担当することは明らかで、経営範囲には通信機器や電子機器などの開発、製造、販売、輸出入、技術サポート、アフターサービスの提供などが含まれている。
報道内容からHuawei TechnologiesはHONORブランドの事業を新会社に移管し、新会社を売却する方向で検討していると思われる。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。