デンマークの3 Denmarkが5Gサービスを商用化
- 2020年12月20日
- 海外携帯電話
デンマークの移動体通信事業者(MNO)で3として展開するHi3G Denmarkは第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。
2020年12月17日よりNR方式に準拠した5Gサービスの提供を開始している。
まずはデンマークの首都・コペンハーゲンおよびロスキレの一部が5Gサービスの提供エリアとなる。
当初は主要都市の一部に限定されているが、2022年夏にはデンマーク全土が提供エリアになる予定という。
2020年12月17日時点で新規加入を受け付けているすべての料金プランが自動で5Gサービスに対応した。
5Gサービスに対応した端末としては複数のスマートフォンを販売しており、米国のApple製のiPhone 12、iPhone 12 mini、iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Max、中国のHuawei Technologies (華為技術)製のHUAWEI P40 Pro、中国のOnePlus Technology (Shenzhen) (深圳市万普拉斯科技)製のOnePlus 8T、OnePlus Nord、OnePrus Nord N10 5G、韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のSamsung Galaxy S20 5G、Samsung Galaxy S20+ 5G、Samsung Galaxy S20 Ultra 5G、Samsung Galaxy S20 FE 5G、Samsung Galaxy Note20 5G、Samsung Galaxy Note20 Ultra 5G、Sony Mobile Communications製のSony Xperia 5 IIを取り扱う。
5Gの通信方式はNR方式を採用しており、周波数はサブ6GHz帯の1.8GHz帯と700MHz帯を使用する。
NR Bandは1.8GHz帯がFR1のn3、700MHz帯がFR1のn28となる。
5Gの商用化に合わせてHi3G Denmarkにとって新しい技術を導入する重要な日であるが、顧客に顕著な違いを提供できるまでにはしばらく時間を要すると説明している。
高速通信を実現できる広い帯域幅の周波数は割当を受けておらず、高速通信の実現が困難な狭い帯域幅を使用しているため、通信速度は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と大きく変わらず、5Gを導入した当初の段階では顧客に4Gと顕著な違いは提供できないと明確化したことになる。
なお、5Gの通信速度は実測で下り25~345Mbps、上り23~38Mbpsとなる見込みという。
5Gの通信設備はスウェーデンのEricssonより調達している。
すでにデンマークの移動体通信事業者としてはTDC NETおよびTT-Networkが5Gを商用化しており、Hi3G Denmarkはデンマークで3番目に5Gサービスを商用化した移動体通信事業者となった。
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