Samsung Galaxy A32 5GはMediaTek製の5Gチップセットを搭載
- 2020年12月20日
- Android関連
韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)が開発中のスマートフォン「Samsung Galaxy A32 5G」は台湾のMediaTek (聯発科技)が開発したチップセットを搭載することが分かった。
Geekbench 5の測定結果にSamsung Galaxy A32 5Gの国際版の型番と推定できるSM-A326Bが登場しており、仕様の一部が判明した。
OSにはAndroid 11を採用している。
チップセットはMediaTek Dimensity 720 (MT6853V)を搭載しており、CPUはオクタコアとなる。
システムメモリの容量は4GBとなる見込み。
ベンチマークの点数はシングルコアスコアが477から479、マルチコアスコアが1594から1598を記録している。
Samsung Galaxy A32 5Gは未発表のスマートフォンである。
Samsung Galaxy Aシリーズで展開するミッドレンジの第5世代移動通信システム(5G)に対応したスマートフォンとして発表されると思われる。
MediaTek Dimensity 720 (MT6853V)はMediaTekが開発した5Gに対応したチップセットで、主にミッドレンジのスマートフォンで採用を想定して開発した。
これまで、Samsung Electronicsが発売した5Gに対応したスマートフォンはチップセットにはSamsung Electronicsが自ら開発したSamsung Exynosシリーズまたは米国のQualcomm Technologiesが開発したQualcomm Snapdragonシリーズを採用してきたが、Samsung Galaxy A32では初めてMediaTekが開発したMediaTek Dimensityシリーズを採用することになる。
Samsung Galaxy A32 5Gの型番としてはKDDIおよびOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)向けのSCG08も存在する。
SCG08は米国の政府機関である連邦通信委員会(Federal Communications Commission:以下、FCC)の認証を通過しており、FCCで公開された情報からSamsung Galaxy A32 5Gに該当することが確定している。
ただ、Samsung Galaxy A51 5GやSamsung Galaxy A71 5GにはチップセットがSamsung Exynos 980とQualcomm Snapdragon 765G 5G Mobile Platformの型番が存在するなど、Samsung Electronicsは発売する国や地域または納入先の通信事業者に応じてチップセットを変更する場合がある。
そのため、SCG08で採用するチップセットは確定事項ではないことを留意しておきたい。
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