中国聯通のオリジナル5Gスマホ、ファーウェイの2機種と共通仕様に
- 2021年01月26日
- Android関連
中国のUnicom Vsens Telecommunications (聯通華盛通信)が発表したオリジナルのスマートフォンは中国のHuawei Technologies (華為技術)が先に発売したスマートフォンと共通の仕様であることが分かった。
Unicom Vsens Telecommunicationsは第5世代移動通信システム(5G)に対応したオリジナルのスマートフォンとしてU-MAGIC Youchangxiang20 (U-MAGIC 優暢享20)およびU-MAGIC Youchangxiang20 Plus (U-MAGIC 優暢享20 Plus)を発表したが、それぞれHuawei Technologiesが発売したHUAWEI Changxiang20 5G (華為 暢享20 5G)およびHUAWEI Changxiang20 Plus 5G (華為 暢享20 Plus 5G)と共通の仕様となる。
基本的な仕様が共通となるほか、製品名も類似している。
いずれもODM製品で中国のDBG Technology (恵州光弘科技)が設計、開発、製造などを担当し、ベースとなるリファレンスデザインが共通であるため、外観も含めて仕様が共通のスマートフォンとなった。
Unicom Vsens Telecommunicationsは中国の移動体通信事業者(MNO)でChina Unicom (中国聯通)として事業を行うChina United Network Communications (中国聯合網絡通信)の完全子会社である。
China United Network Communicationsの端末事業を担当する機能分担子会社となり、実質的にUnicom Vsens Telecommunicationsを通じて展開するChina United Network Communicationsのオリジナルのスマートフォンと言える。
Huawei Technologiesは基本的に高価格帯のスマートフォンは自社で設計や開発を行い、一部は完全子会社で中国のHuawei Machine (華為機器)を通じて所有する事実上の自社工場で製造する。
ただ、中低価格帯のスマートフォンにはODM製品も存在しており、DBG TechnologyはHuawei Technologies向けスマートフォンの設計、開発、製造を担当した実績が豊富である。
5Gに対応したスマートフォンに限定すると、HUAWEI nova 7 SE 5G、HUAWEI Changxiang Z 5G、HUAWEI Changxiang20 Pro、HONOR X10、HONOR X10 Maxの設計、開発、製造をDBG Technologyが担当したことが分かっている。
なお、Huawei Technologiesが展開していたHONOR事業は中国のHonor Device (栄耀終端)が承継したが、HONOR X10およびHONOR X10 MaxはHuawei Technologiesの時代に製品化した。
Huawei TechnologiesはChina United Network Communicationsにスマートフォンなどの端末や通信網の整備に必要な基地局を納入しており、China United Network Communications、Huawei Technologies、DBG Technologyはそれぞれ良好な協力体制を構築している。
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