米Verizon、Sony Xperia PROを5G対応機種に追加

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米国の移動体通信事業者(MNO)でVerizon Wirelessとして事業を行うCellco PartnershipはSony製のスマートフォン「Sony Xperia PRO (XQ-AQ62)」を認定端末に追加したことが分かった。

Cellco PartnershipはVerizon Wirelessのラインナップで取り扱わない端末のうち公式に動作確認を実施した端末を認定端末としてVerizon Wirelessの公式ウェブサイトに掲載している。

Verizon Wirelessの公式ウェブサイトを参照すると、Sony Xperia PROが認定端末に追加された。

対象の型番はSonyの米国法人であるSony Electronicsが米国で正規販売するXQ-AQ62である。

Verizon Wirelessの携帯通信サービスで利用できる通信方式および周波数も案内している。

Sony Xperia PROではNR (FR1, FDD) 1900(n2)/1700(n66)/850(n5) MHz, NR (FR2, TDD) 39000(n260)/28000(n261) MHz, LTE (FDD) 1900(B2)/1700(B4/B66)/ 850(B5)/700(B13) MHz, LTE (TDD) 3600(B48/CBRS) MHzを利用できる。

第5世代移動通信システム(5G)のNR方式はサブ6GHz帯のFR1に加えてミリ波(mmWave)のFR2にも対応することが分かる。

NR方式に対応した認定端末はわずか3機種で、このうちFR2に対応した端末は2機種、端末種別がスマートフォンの端末は1機種となり、Sony Xperia PROは両方に該当する。

Verizon Wirelessの携帯通信サービスでは2019年4月3日にn260およびn261を使用して5G Ultra WidebandとしてNR方式に準拠した5Gサービスを商用化した。

2020年10月13日からはn2、n5、n66を使用して5G Nationwideの提供も開始しており、Sony Xperia PROではすべての周波数を利用できることになる。

5G Ultra Widebandは提供エリアが限定的であるが、n261を中心に広い帯域幅を使用して超高速通信を実現できる。

5G Nationwideではカバレッジの確保に有利な周波数を使用しており、n5を中心として広範な提供エリアを整備する。

なお、5G Nationwideで使用する周波数は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式で使用する周波数となるため、5Gでも通信速度は4Gと同等である。

Verizon