ソフトバンク向けレノボ製の5GタブレットA101LVがFCC通過
- 2021年05月18日
- SoftBank-Lenovo
SoftBank Corp.向けの香港特別行政区のLenovo PC HK製のNR/LTE/W-CDMA端末「A101LV」が2021年5月17日付けで米国の連邦通信委員会(Federal Communications Commission:以下、FCC)の認証を通過した。
FCC IDはO57TABA101LV。
モバイルネットワークはNR (FR1, TDD) 3700(n77) MHz, LTE (TDD) 2500(B41) MHzで認証を受けている。
Bluetooth、無線LAN、FMラジオの周波数でも通過している。
無線LANの規格はIEEE 802.11a/b/g/n/acに対応しており、周波数は2.4GHz帯および5GHz帯を利用できる。
A101LVは未発表端末の型番である。
FCCで公開された資料では製品種別がタブレットとなっている。
型番はSoftBank Corp.が運用する型番規則と一致するため、SoftBank Corp.向けのタブレットと考えられる。
SoftBank Corp.が展開するSoftBankとY!mobileのいずれかもしくは両方で販売すると思われるが、FCCで公開された情報から特定することはできない。
FCCでは第5世代移動通信システム(5G)のNR方式でも認証を受けており、n77はノンスタンドアローン(NSA)構成で動作することが記載されている。
なお、米国の政府機関であるFCCでは原則として米国で利用できる周波数が認証の対象となる。
したがって、FCCで認証を受けた周波数はA101LVが対応する周波数の一部であり、全部ではない。
A101LVはすでに電波法に基づく工事設計認証を取得しており、5Gに対応することは工事設計認証を取得した時点で判明していた。
工事設計認証やFCCのように複数の認証を取得しており、発売に向けて着実に準備を進めていると思われる。
FCCではラベルが公開されており、製造元はLenovo PC HKで、申請者は中国のLenovo (Shanghai) Electronics Technology (聯想(上海)電子科技)と記載されている。
いずれも香港特別行政区のLenovo Group (聯想集団)の子会社である。
これまでより、製造元がLenovo PC HKとなるタブレットは基本的にLenovo (Shanghai) Electronics Technologyが申請者として機能する。
取扱説明書などに記載される製造元もLenovo PC HKとなる。
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