Galaxy F52 5Gはサムスン電子の5Gスマホで初のODM機に
- 2021年05月23日
- Android関連
韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)はスマートフォン「Samsung Galaxy F52 5G」を発表した。
Samsung Galaxy F52 5GはSamsung Electronicsが展開する第5世代移動通信システム(5G)に対応したスマートフォンとしては初めてのODM方式で開発および製造した機種となった。
Samsung Electronicsは子会社を含めて自社でスマートフォンの製造を行う工場を保有および運営しており、基本的に自社でスマートフォンを開発および製造しているが、中低価格帯のスマートフォンを中心に一部の機種は開発および製造を外部に委託するODM方式を採用している。
なお、Samsung Electronicsが展開するODM方式で開発および製造したスマートフォンは基本的に委託先が開発および製造を担当するが、品質の確保を目的として仕様の決定や基板およびカメラモジュールなど技術力を必要とする主要な部品の選定や管理はSamsung Electronicsが行うため、開発の一部を共同で行うことを明確化してJDM方式と呼称する場合がある。
Samsung Galaxy F52 5Gは各種認証で製造者が中国のDBG Technology (恵州光弘科技)となり、製造場所は中国の広東省恵州市となることが分かっている。
Samsung Electronicsは中国でスマートフォンの製造を行う工場を保有および運営しておらず、DBG Technologyが恵州市で保有および運営する工場で製造することになる。
DBG TechnologyはSamsung Electronicsの関係会社ではないため、Samsung Galaxy F52 5GはDBG Technologyに開発および製造を委託したスマートフォンとなる。
これまでに、Samsung Electronicsが展開する5Gの無線方式であるNR方式に対応したスマートフォンはすべて自社で開発および製造してきた。
そのため、Samsung Galaxy F52 5GはSamsung Electronicsが展開する5Gに対応したスマートフォンとしては初めてODM方式、Samsung Electronics側の呼称としてはJDM方式を適用した機種となった。
Samsung Galaxy F52 5Gは中国で販売することが決定しているが、国際展開の計画はないと思われる。
Samsung Electronicsが国際展開する5Gに対応したスマートフォンとしてはSamsung Galaxy A22 5Gが最初のODM方式を適用した機種となる見込みである。
Samsung Galaxy A22 5Gは中国のWingtech Technology (聞泰科技)が開発および製造を担当する。
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