香港でミリ波に対応したZTE MU500 5Gを販売中、n257に対応
- 2021年05月31日
- 海外携帯電話
中国のZTE (中興通訊)はモバイル無線LANルータ「ZTE MU500 5G」を販売していることが分かった。
ZTE MU500 5Gは第5世代移動通信システム(5G)に対応したモバイル無線LANルータである。
通信モデムはQualcomm Snapdragon X55 5G Modem-RF Systemを搭載している。
ディスプレイはタッチパネルによる操作に対応した約2.4インチQVGA(320*240)液晶で、各種状態を表示できる。
通信方式はNR (FR1, FDD) 2600(n7)/2100(n1)/ 1800(n3)/850(n5) MHz, NR (FR1, TDD) 3500(n78) MHz, NR (FR2, TDD) 28000(n257) MHz, LTE (FDD) 2600(B7)/2100(B1)/ 1800(B3)/900(B8) MHzに対応する。
5GのNR方式の無線アクセスネットワーク(RAN)構成はスタンドアローン(SA)構成およびノンスタンドアローン(NSA)構成の両方に対応したデュアルモード5Gとなる。
また、周波数はサブ6GHz帯のFR1に加えてミリ波(mmWave)のFR2にも対応することが分かる。
下りはn1、n3、n7、n78、B1、B3、B7で4×4 MIMO、n5、n257、B8で2×2 MIMOが有効である。
SIMカードはシングルSIMで、サイズはNano SIM (4FF)サイズを採用している。
無線LAN IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax (2.4GHz/5GHz)に対応するほか、有線LANも利用できる。
無線LAN機器の最大同時接続台数は30台となる。
電池パックの容量は4500mAhとなっている。
カラーバリエーションは藍色の1色展開である。
販売価格は3,380香港ドル(約48,000円)に設定されている。
香港特別行政区では移動体通信事業者(MNO)を通じて販売しており、香港特別行政区の移動体通信事業者としてはChina Mobile Hong Kong (中國移動香港:CMHK)、CSL Mobile (香港移動通訊)、Hutchison Telephone (和記電話)が取り扱う。
なお、CSL Mobileに関しては親会社のHong Kong Telecommunications (HKT)が免許人として周波数の割当を受けているが、Hong Kong Telecommunications (HKT)はCSL Mobileを通じて携帯通信サービスの提供および携帯端末の販売を行う。
香港特別行政区で正規に販売する携帯端末としては初めてミリ波の5Gに対応した。
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