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マカオにおける2021年5月の携帯電話加入件数が判明



マカオ特別行政区の政府機関で電気通信分野などの規制を司る郵電局(Direccao dos Servicos de Correios e Telecomunicacoes)はマカオ特別行政区における2021年5月末時点の電気通信分野の統計資料を公表した。

マカオ特別行政区における2021年5月末時点の携帯電話サービスの加入件数が判明しており、前月末の1,291,799件から減少して1,246,341件となった。

加入件数は8ヶ月連続で減少している。

また、マカオ特別行政区政府は四半期ごとにマカオ特別行政区の人口を公表しており、2021年3月31日に終了した3ヶ月間となる2021年第1四半期末時点のマカオ特別行政区の人口は約682,500人である。

参考程度におおよその携帯電話の人口普及率を算出すると、単純計算で約182.61%となることが分かる。

加入件数は契約種別ごとの内訳も公表している。

第3世代移動通信システム(3G)のポストペイド回線は30,792件、3Gのプリペイド回線は11,981件、LTEのポストペイド回線は808,796件、LTEのプリペイド回線は394,772件となった。

3GはW-CDMA方式またはCDMA2000方式、LTEは第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と3Gを利用できる回線を意味する。

本来であれば3Gおよび4Gとして表記するべきと考えるが、統計資料ではLTE方式を利用できる回線を4GではなくLTEと表記している。

そのため、3GおよびLTEとして統計資料と同様の表記を採用した。

支払方式別の比率はポストペイド回線が839,588件で約67.36%、プリペイド回線が406,753件で約32.64%となった。

通信方式別の比率は3Gが42,773件で約3.43%、LTEが1,203,568件で約96.57%である。

国際的な渡航制限の影響で入境者が大幅に減少しており、それと連動してLTEのプリペイド回線は大幅な減少が続き、減少に転じてから初めて40万件を下回った。

マカオ特別行政区の移動体通信事業者(MNO)はCompanhia de Telecomunicacoes de Macau (澳門電訊:CTM)、Hutchison – Telefone (Macau) (和記電話(澳門))、SmarTone – Comunicacoes Moveis (數碼通流動通訊(澳門))、China Telecom (Macau) (中國電信(澳門))の4社が存在し、4社が統計資料の集計対象となっている。

マカオ特別行政区では一部の移動体通信事業者を除いて過去に第2世代移動通信システム(2G)のGSM方式も導入していたが、2Gを導入した移動体通信事業者はすでに2Gの運用を終了した。

第5世代移動通信システム(5G)のNR方式を導入した移動体通信事業者はない。

マカオ特別行政区のすべての移動体通信事業者が3Gおよび4Gを提供している。

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