サムスン電子とDeutsche Telekom、環境配慮の5Gスマホを発売へ
- 2021年07月02日
- Android関連
韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)およびドイツのDeutsche Telekomは環境に配慮したスマートフォンを発売する計画を発表した。
Samsung ElectronicsおよびDeutsche Telekomは環境に優しい未来を実現するために提携するという。
Deutsche Telekomは持続可能で環境に配慮した取り組みは技術革新を活用して達成し、強力なSamsung Electronicsと協力して通信業界で模範を示すと表明している。
Samsung ElectronicsおよびDeutsche Telekomの提携の範囲は多岐にわたるが、中心的な事業としてグリーン5Gスマートフォンの開発に取り組む計画である。
グリーン5Gスマートフォンは環境に配慮した大衆市場向けのスマートフォンとなる。
第5世代移動通信システム(5G)に対応しており、高速通信を利用できる。
簡単に修理できるよう設計するほか、電池パックは取り外しを可能とする。
その他の詳細な仕様は公表していないが、持続可能な設計を適用するという。
具体的な発売日は公表しておらず、2022年末に発売するために開発を進める。
近年、Samsung Electronicsは電池パックの取り外しが可能なスマートフォンとしてSamsung Galaxy XCoverシリーズのスマートフォンを展開している。
高耐久性能を有するSamsung Galaxy XCoverシリーズのスマートフォンは工場や現場など厳しい環境で業務を遂行するための様々な機能を備えたスマートフォンとして法人向けを中心に展開しており、衝撃吸収を強化するための設計を取り入れた外観からも分かるように、大衆市場向けではないことは火を見るよりも明らかである。
グリーン5Gスマートフォンは一般的なスマートフォンと競合するスマートフォンとして開発すると考えられる。
販売する国や地域には言及していないが、欧州各国や米国で移動体通信事業者(MNO)として携帯通信事業を展開するDeutsche Telekomが開発に参加するため、Deutsche Telekomが携帯通信事業で参入する国で販売する見込み。
欧州では子会社または関連会社を通じてドイツ、オーストリア、クロアチア、チェコ、ギリシャ、ハンガリー、モンテネグロ、オランダ、北マケドニア(旧マケドニア旧ユーゴスラビア共和国)、ポーランド、ルーマニア、スロバキアに参入している。
ドイツ向けに発表しているため、少なくともドイツでは発売する計画と思われる。
なお、ドイツでは完全子会社のTelekom Deutschlandを通じて携帯通信事業を展開している。
スポンサーリンク