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中華電信が2021年Q2の業績を発表



台湾の移動体通信事業者(MNO)であるChunghwa Telecom (中華電信)は2021年第2四半期の業績を発表した。

2021年6月30日に終了した3ヶ月間となる2021年第2四半期の連結売上高は前年同期比3.8%増の496億100万新台湾ドル(約1,946億2,728万円)、EBITDAは前年同期比7.3%増の207億8,000万新台湾ドル(約815億3,777万円)、EBITDAマージンは前年同期比1.37ポイント増の41.89%、当期純利益は前年同期比の4.5%増の92億5,200万新台湾ドル(約361億2,075万円)となった。

業績の発表に伴い分野および事業別の業績も判明している。

携帯通信分野の売上高は前年同期比3.2%増の217億7,300万新台湾ドル(約854億5,322万円)で、全体の43.9%を占めている。

Chunghwa Telecomの業績報告における分野区分は携帯通信分野、国内固定通信分野、国際固定通信分野、インターネット分野、その他に分類されており、このうち携帯通信分野は最大の規模となっている。

また、携帯通信分野の内訳も公表している。

携帯通信サービス事業が前年同期比2.3%減の143億3,000万新台湾ドル(約562億4,143万円)、携帯端末販売事業が前年同期比4.8%増の約71億6,300万新台湾ドル(約281億1,286万円)で、それぞれ携帯通信分野に占める割合は65.8%および32.9%となる。

携帯端末販売事業における携帯端末にはスマートフォンをはじめとした携帯電話、タブレット、ウェアラブルデバイスなどが含まれる。

2021年6月30日時点の事業データも公表しており、携帯通信サービスの加入件数は前年同期比3.7%増の1,149万件となった。

台湾における携帯通信サービスの加入件数の占有率は36.0%と1位を維持しており、加入件数を基準に台湾で最大の移動体通信事業者となっている。

Chunghwa Telecomは2020年6月30日に台湾の移動体通信事業者としては最初に第5世代移動通信システム(5G)を商用化しており、2021年6月30日で5Gの商用化から1周年を迎えた。

5Gの詳細な加入件数は公表していないが、2021年第2四半期には予定より早く100万件に到達しており、2021年12月末には200万件に到達する見込みという。

5Gの提供エリアを拡大するために5Gの基地局の開設も進めている。

5Gの基地局は2021年第2四半期に8,000局を超えており、2021年12月末には12,000局に達する予定である。

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