楽天モバイルが米国で2社の子会社を設立
- 2021年08月08日
- Rakuten-総合
Rakuten Group (楽天グループ)の完全子会社で移動体通信事業者(MNO)であるRakuten Mobile (楽天モバイル)は米国(アメリカ)で2社の子会社を設立したことが分かった。
Rakuten Mobileはシンガポールで子会社としてRakuten Mobile Singaporeを設立したことを2020年6月30日付けで発表しており、同時に米州の事業拠点を米国のカリフォルニア州に設立する計画も公表していた。
米国のデラウェア州政府の公式ウェブサイトで登記情報を参照すると、Rakuten Mobileは米国でRakuten Mobile USAおよびRakuten Mobile USA Serviceの2社を設立した事実を確認できる。
Rakuten Mobile USAは正式な商号がRakuten Mobile USA LLCである。
2020年7月1日に設立しており、会社形態はLimited Liability Company (有限責任会社)となる。
登録代理人はデラウェア州ケント郡ドーバー市に所在する米国のIncorporating Servicesとなっている。
Rakuten Mobile USA Serviceは正式な商号がRakuten Mobile USA Service Inc.である。
2021年2月26日に設立しており、会社形態はCorporation (株式会社)となる。
登録代理人はデラウェア州ニューキャッスル郡ウィルミントン市に所在する米国のCorporation Service Companyとなっている。
米国で設立した2社はいずれもデラウェア州会社法に準拠して設立した会社である。
デラウェア州会社法に準拠して設立した会社でもデラウェア州を本拠としない場合はデラウェア州に所在する個人または法人を登録代理人に指定して登記する必要がある。
デラウェア州を本拠とする場合は自社を登録代理人に指定して登記できるが、2社ともデラウェア州を本拠としないため、登録代理人を指定して登記したと考えられる。
少なくともRakuten Mobile USAの主たる事業拠点はRakuten Groupの米国の主要な拠点として機能するカリフォルニア州サンマテオ郡のRakuten Crimson House Westであることが判明している。
Rakuten Mobile USAがRakuten Communications Platform (RCP)の米州における事業拠点として機能すると予想できる。
Rakuten Mobile USA Serviceの詳細は不明であるが、米国のAST & Scienceの事業と関連すると思われる。
Rakuten Mobileとしてはシンガポールおよび米国で子会社を設立したことになる。
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