SonyとMeizuが提携、一部のXperiaスマホでFlymeのアプリを利用可能に

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Sony Groupおよび中国のMeizu Technology (珠海市魅族科技)は中国を対象として提携することが分かった。

Sony Groupの完全子会社でオランダのSony Overseas Holdingを通じて完全所有する中国法人であるSony (China) (索尼(中国))およびMeizu Technologyの完全子会社でソフトウェアの開発などを担当する中国のMeizu Telecom Equipment (珠海市魅族通訊設備)は正式に協力関係に達したという。

Sony (China)およびMeizu Telecom Equipmentの提携に伴いSony Groupの完全子会社であるSonyが設計および開発したXperiaシリーズのスマートフォンにMeizu Technologyが展開するFlyme向けのアプリケーションを適用するために取り組む計画である。

AndroidをベースとするFlymeはMeizu Technologyが設計および開発したスマートフォンにおいて標準で採用しているが、FlymeをXperiaシリーズのスマートフォンで採用するわけではない。

Xperiaシリーズのスマートフォンのソフトウェアは従来通りで、オプションとしてFlyme向けのアプリケーションをXperiaシリーズのスマートフォンに導入できるようになる。

対象のXperiaシリーズのスマートフォンはSony Xperia 1 III以降の中国向けのXperiaシリーズのスマートフォンである。

中国向けのSony Xperia 1 IIIに関しては2021年10月に提供を開始する予定のソフトウェアのアップデートを適用後にFlyme向けのアプリケーションを導入できると案内している。

Sony (China)はMeizu Telecom Equipmentと提携する背景を説明しており、開発から10年近くが経過したFlymeには1億人以上の熱心な利用者が存在し、中国では一定の需要があると認識しているという。

そのため、Flymeの機能をXperiaシリーズのスマートフォンに導入して顧客体験の強化を図る。

提携の対象は中国本土に限定しているため、中国の特別行政区である香港特別行政区およびマカオ特別行政区は対象外となっている。

また、Sony (China)およびMeizu Telecom Equipmentはスマートフォン以外の製品でも協力を検討する計画である。