ソフトバンクのシャープ製スマホ、一部機種が海外の5Gに対応
- 2021年10月16日
- SoftBank-SHARP
SoftBankが発売したSHARP製のスマートフォン「AQUOS R6 (A101SH)」、「AQUOS zero6 (A102SH)」、「Leitz Phone 1 (LP-01)」が海外の第5世代移動通信システム(5G)に対応したことが分かった。
SoftBankは2021年4月27日より国際ローミングで5Gの提供を開始しており、当初は米国(アメリカ)のApple製の機種に限り対応していたが、SHARP製の一部の機種が国際ローミングで5Gに対応した。
SHARP製の機種としてはAQUOS R6 (A101SH)、AQUOS zero6 (A102SH)、Leitz Phone 1 (LP-01)が国際ローミングで5Gに対応しており、機種によってはソフトウェアのアップデートが必要となる場合がある。
2021年10月8日に発売したAQUOS zero6 (A102SH)は発売当初より国際ローミングで5Gに対応しているが、2021年6月25日に発売したAQUOS R6 (A101SH)および2021年7月16日に発売したLeitz Phone 1 (LP-01)の2機種はともに2021年10月13日より提供を開始したソフトウェアのアップデートを適用し、ソフトウェアのビルド番号がS0028以降のソフトウェアの場合に国際ローミングで5Gを利用できる。
いずれも5Gの無線方式はNR方式に対応しており、NR BandはAQUOS R6 (A101SH)およびLeitz Phone 1 (LP-01)がFR1のFDDのn3/n28とTDDのn77/n78、AQUOS zero6 (A102SH)がFR1のFDDのn3/n28とTDDのn77/n78に加えてFR2のTDDのn257にも対応する。
日本国内ではすべてのNR Bandが有効であるが、海外ではn78に限り有効となることから、国際ローミングの5Gではn78を利用できると考えられる。
SoftBankは2021年4月27日に国際ローミングで5Gの提供を開始した。
当初は対象の国および地域が韓国に限られていたが、2021年6月10日には台湾、2021年8月19日にはタイ、2021年9月30日にはシンガポールを追加し、対象の国および地域を順次拡大している。
対象の移動体通信事業者(MNO)は韓国がSK Telecom、台湾がTaiwan Mobile (台湾大哥大)、タイがAISとして事業を行うAdvanced Wireless Network、シンガポールがSingtel Mobile Singaporeである。
SK Telecomはn78、Taiwan Mobileはn28/n78、Advanced Wireless Networkはn28およびFR1のTDDのn41、Singtel Mobile SingaporeがFR1のFDDのn1に加えてn78を導入した。
無線アクセスネットワーク(RAN)構成はSK TelecomおよびTaiwan Mobileはノンスタンドアローン(NSA)構成のOption 3であるが、Advanced Wireless NetworkおよびSingtel Mobile Singaporeはスタンドアローン(SA)構成のOption 2とNSA構成のOption 3のデュアルモードで運用している。
国際ローミングで5Gを利用するために申し込みは不要であるが、スマートフォンの設定でローミングおよび5Gを有効化する必要がある。
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