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マレーシアのDigiが12月30日に3Gを終了、12月6日から順次停波



マレーシアの移動体通信事業者(MNO)であるDigi Telecommunicationsは2021年12月30日をもって第3世代移動通信システム(3G)の提供を終了すると発表した。

Digi Telecommunicationsは3Gの通信方式としてW-CDMA方式を導入および運用しているが、マレーシア全土を対象として段階的に3Gの停波を行い、2021年12月30日に3Gの提供を完全に終了する予定である。

3Gを停波する詳細な日程も連邦直轄領および州ごとに案内している。

まずは2021年12月6日にクランタン州、パハン州、トレンガヌ州で3Gを停波する。

次に2021年12月13日にはサバ州、2021年12月16日にはジョホール州、ムラカ州、ヌグリ・スンビラン州、2021年12月20日にはケダ州、ペラ州、プルリス州、ペナン州、2021年12月22日にはマレーシアの首都・クアラルンプール連邦直轄領、プトラジャヤ連邦直轄領、セランゴール州で3Gを停波する計画である。

最後は2021年12月30日にサラワク州で3Gを停波し、同日をもって3Gの提供を完全に終了することになる。

ラブアン連邦直轄領に関しては個別に3Gを停波する日程を案内していないが、サバ州と同じ扱いと思われる。

なお、3Gの提供を完全に終了後も第2世代移動通信システム(2G)の提供は継続することが決定している。

第5世代移動通信システム(5G)は整備できないため、3Gで使用する周波数は第4世代移動通信システム(4G)に転用し、当面は4Gの整備を強化する計画である。

マレーシアの首相官邸は2020年8月にマレーシアのデジタルインフラストラクチャを開発する目的で国家デジタルネットワークの行動計画を発表した。

国家デジタルネットワークの行動計画ではマレーシアのすべての移動体通信事業者に対して2021年12月31日までに3Gの提供を終了し、4Gの整備を強化するよう求めた。

そのため、Digi Telecommunicationsを含めたマレーシアの移動体通信事業者は2021年12月31日までに3Gの停波を完了する必要がある。

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