チェコのT-Mobile Czech Republicが3Gを終了
- 2021年12月04日
- 海外携帯電話
ドイツのDeutsche Telekomの完全子会社でチェコの移動体通信事業者(MNO)であるT-Mobile Czech Republicは第3世代移動通信システム(3G)の提供を終了したと発表した。
チェコ全土で2021年10月から2021年11月にかけて3Gの停波作業を行い、2021年11月30日に3Gの停波を完了したという。
3Gの停波の完了に伴い2021年11月30日をもって3Gの提供を終了したことになる。
3Gは2005年10月19日に商用化したため、16年1ヶ月強の3Gの歴史に幕を下ろした。
2021年12月1日以降も第2世代移動通信システム(2G)の提供は継続するが、第4世代移動通信システム(4G)または第5世代移動通信システム(5G)に移行するよう求めている。
なお、無線方式は3GがW-CDMA方式で、2GがGSM方式、4GがLTE方式、5GがNR方式である。
4Gに対応したSIMカードは5Gにも対応しており、SMSで4603宛にLTEの単語を含む内容を送信するとSIMカードが4Gおよび5Gに対応しているか確認できる。
4Gおよび5Gに対応していないSIMカードを利用している場合は無料で交換を受け付けている。
ただ、4Gまたは5Gを利用する場合は端末側も4Gまたは5Gに対応する必要があるため、4Gまたは5Gを利用するためには任意で端末の購入が必要となる場合があることに留意しておきたい。
T-Mobile Czech Republicはチェコの移動体通信事業者であるO2 Czech Republicと3Gの通信設備を共有しており、O2 Czech RepublicもT-Mobile Czech Republicと同様に2021年11月30日をもって3Gの提供を終了したことを発表している。
また、ほかのチェコの移動体通信事業者としてはVodafone Czech Republicが最も早く2021年3月31日に3Gの提供を終了したことが分かっている。
そのため、チェコでは2021年11月30日に3Gを完全に終了したことになる。
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