カタールのOoredoo、グローバルでNokiaの通信設備を導入
- 2021年12月04日
- 海外携帯電話
カタールの移動体通信事業者(MNO)であるOoredooおよびフィンランドのNokia Solutions and Networksはグローバルを対象とする5年間の通信設備などに関する契約を締結したと発表した。
カタールの首都・ドーハ市に所在するOoredooの本社で合意調印式を開催し、中東、北アフリカ、東南アジアを対象としてNokia Solutions and NetworksがOoredooおよび同社の子会社に対して第5世代移動通信システム(5G)を含めた通信設備、技術、サービスを供給する契約を締結したという。
無線アクセスネットワーク(RAN)、クラウドネイティブなコアネットワーク、マイクロ波伝送装置など様々な通信設備、技術、サービスが供給する対象となっている。
基地局を構成するAirScaleシリーズの無線アクセスネットワークの製品群は北アフリカおよび東南アジアで展開する計画で、5Gの無線方式であるNR方式に対応した無線アクセスネットワークも展開することになる。
AirScaleシリーズの無線アクセスネットワークの製品群は様々な周波数で個人顧客および法人顧客に対して5Gを提供するために必要な機能を備えると説明している。
Ooredooはカタールで移動体通信事業者として携帯通信事業を展開するほか、子会社を通じて中東、北アフリカ、東南アジア、南アジアでも移動体通信事業者として携帯通信事業を行う。
Ooredooの子会社が移動体通信事業者として携帯通信事業を展開する国および地域は中東がクウェート、オマーン、イラク、パレスチナ、北アフリカがチュニジアおよびアルジェリア、東南アジアがミャンマー(ビルマ)およびインドネシア、南アジアがモルディブである。
地理的にはモルディブは南アジアの国であるが、Ooredooはモルディブを東南アジアとして分類しているため、北アフリカおよび東南アジアで展開するAirScaleシリーズの無線アクセスネットワークはチュニジア、アルジェリア、ミャンマー、インドネシア、モルディブの一部または全部で採用する見込み。
すでに一部の国または地域でNokia Solutions and Networksの通信設備の展開を開始しており、2026年には展開を完了する予定という。
なお、Ooredooはグローバルを対象としてスウェーデンのEricssonからも通信設備などを調達することでEricssonと合意している。
Ooredooはグループとして北欧の2社の通信設備を採用することになる。
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