タジキスタンのBabilon-MobileがBaicellsの5G基地局を採用
- 2021年12月05日
- 海外携帯電話
タジキスタンの移動体通信事業者(MNO)であるBabilon-Mobileは第4世代移動通信システム(4G)および第5世代移動通信システム(5G)の基地局で中国のBaicells Technologies (北京佰才邦技術)を採用したことが分かった。
Baicells TechnologiesはBabilon-Mobileが4Gおよび5Gの基地局の主要なベンダとしてBaicells Technologiesを選定したことを案内している。
これにより、Babilon-Mobileがタジキスタンの首都・ドゥシャンベ市やソグド州の州都・ホジェンド市などの都市で4Gおよび5Gを整備するために数百局の4Gおよび5Gの基地局をBabilon-Mobileに供給する予定である。
Babilon-Mobileは調達した数百局の4Gおよび5Gの基地局を2021年11月30日から3ヶ月間のうちに展開する計画という。
これまでに、Babilon-Mobileは第2世代移動通信システム(2G)、第3世代移動通信システム(3G)、4Gを導入しており、基地局は中国のHuawei Technologies (華為技術)から調達していた。
しかし、5GではBaicells Technologiesを新規に採用したことになる。
低価格、大規模なサポート、5Gに移行するための能力を考慮してBaicells Technologiesを選定したという。
タジキスタンの移動体通信事業者としてはMegaFonとして展開するTT Mobileが2020年2月21日、Tcellとして展開するIndigo Tajikistanが2020年8月6日、ZET-MOBILEとして展開するTacomが2021年5月19日に5Gを商用化しており、Babilon-Mobileを除くすべてのタジキスタンの移動体通信事業者が5Gを商用化した状況となっている。
タジキスタンで唯一の5Gを商用化できていない移動体通信事業者であるBabilon-MobileはBaicells Technologiesと協力して主要都市で5Gを導入できるよう準備を進める計画である。
なお、Baicells Technologiesは日本でも基地局を納入した実績がある。
地域広帯域移動無線アクセス(地域BWA)やsXGPの基地局として一部の事業者が採用している。
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