BALMUDA PhoneのコードネームはKYOTO、技適やFCCの申請者は京セラ
- 2021年12月06日
- Android関連
BALMUDAはスマートフォン「BALMUDA Phone」の開発コードネームをKYOTOと名付けて開発したことが分かった。
BALMUDAは公式ウェブサイトにBALMUDA Phoneの開発ストーリーを掲載しており、開発コードネームはKYOTOと名付けたと公表している。
スマートフォンの表面は平面であるが、背面は曲線で構成されるべきと考え、平面から曲面に切り替わるデザインを京都の寺にあるようなくり抜かれた石に水が張られた情景を思い浮かべたという。
デザインモックアップは80個以上を製作しており、デザインができあがるまで1年に及んだとのことである。
なお、BALMUDA Phoneの製造は京都府京都市に本社が所在するKYOCERA (京セラ)が担当した。
BALMUDAは自社で工場を保有しないファブレスメーカーであるため、BALMUDA Phoneの製造はKYOCERAに委託している。
KYOCERAは一部の機種を除いて基本的に日本国内の工場でスマートフォンを製造しているため、BALMUDA PhoneはMADE IN JAPANのスマートフォンとなる。
BALMUDA Phoneの認証情報を確認すると、特定無線設備の技術基準適合証明等のマーク(技適マーク)に併記される電波法に基づく工事設計認証の工事設計認証番号は005-102869で、米国(アメリカ)の政府機関である連邦通信委員会(Federal Communications Commission:FCC)の認証で付与されるFCC IDはJOYEB1073となっている。
工事設計認証および連邦通信委員会ではいずれもKYOCERAが申請者で、型番はEB1073として認証を受けた。
そのため、工事設計認証および連邦通信委員会の認証はBALMUDAではなくKYOCERAが申請したことが分かる。
また、BALMUDA Phoneの型番はBALMUDAが主体として展開するメーカー版がX01Aで、SoftBankの製品として展開するSoftBank版がSoftBankの型番規則を適用してA101BMとなるため、EB1073はメーカー型番に該当する。
EB1073はEBから始まるKYOCERAのメーカー型番と一致しており、BALMUDA Phoneのメーカー型番はBALMUDAの型番規則ではなくKYOCERAの型番規則が適用されていることになる。
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