サムスン電子、韓国版もeSIMとデュアルSIMに対応へ
- 2022年01月09日
- Android関連
韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)は韓国でeSIMに対応したスマートフォンを販売することが分かった。
Samsung Electronicsは世界各地でSamsung Galaxyシリーズのスマートフォンを展開しており、上位の機種を中心として多くの国と地域でeSIMおよびデュアルSIMに対応した型番を販売している。
ただ、韓国では物理的なSIMカードをシングルSIMで利用できる型番を用意しているため、韓国版ではeSIMおよびデュアルSIMを利用できない状況となっている。
韓国政府はeSIMおよびデュアルSIMの普及に向けて制度整備するため、韓国ではeSIMおよびデュアルSIMを取り巻く状況が大きく変化することになる。
韓国の政府機関で電気通信分野などの規制当局として機能する科学技術情報通信部(Ministry of Science and ICT:MSIT)は移動体通信事業者(MNO)、携帯端末メーカー、関連機関と議論してスマートフォンeSIM導入法案を策定した。
2022年前半に告示改正したうえで2022年9月1日に施行する予定である。
科学技術情報通信部は携帯端末メーカーとしてSamsung Electronicsに言及しており、Samsung Electronicsが2022年後半を目途として韓国でeSIMに対応したスマートフォンを発売し、eSIMを利用できるスマートフォンのラインナップを継続的に拡大すると説明している。
そのため、韓国では2022年後半頃にSamsung ElectronicsがeSIMに対応したスマートフォンを発売することは決定的となっている。
物理的なSIMカードとeSIMの両方に対応したスマートフォンでも待機は1回線となるシングルSIMの機種も存在するが、科学技術情報通信部は2回線で同時待機するデュアルSIMを前提として制度整備を進める。
事実上、韓国版の型番もeSIMおよびデュアルSIMに対応することになると思われる。
Samsung Electronicsは多くの国と地域でeSIMおよびデュアルSIMに対応したスマートフォンを製品化した実績があるため、韓国でもeSIMおよびデュアルSIMに対応したスマートフォンを製品化は技術的には問題ないと考えられる。
韓国の移動体通信事業者は2022年9月1日にeSIMを導入する予定である。
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