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京セラ製の5GスマホKC-S302が技適通過



総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)は技術基準適合証明や工事設計認証などを通過した機器の情報を更新した。

KYOCERA (京セラ)製のNR/LTE/W-CDMA/GSM端末「KC-S302」が2021年9月27日付けでTUV SUD Japanを通じて電波法に基づく工事設計認証を取得したことが分かった。

工事設計認証番号は011-210043である。

モバイルネットワークはNR (FR1, FDD) n3/n28, NR (FR1, TDD) n77/n78, LTE (FDD) B1/B3/B8/ B18/B19/B28, LTE (TDD) B41/B42, W-CDMA I/VIIIで認証を受けている。

Bluetoothおよび無線LANの周波数でも通過している。

無線LANの周波数は2.4GHz帯に加えて5GHz帯も利用することができる。

KC-S302は未発表端末の型番である。

第5世代移動通信システム(5G)の無線方式であるNR方式でも工事設計認証を取得した。

NR方式の周波数はサブ6GHz帯を中心とするFR1で定義されたFDDおよびTDDの周波数に対応することが分かる。

移動体通信事業者(MNO)の型番規則やEBから始まるKYOCERAのメーカー型番の型番規則ではなく、KCから始まるKYOCERAの製品型番の型番規則と一致するため、メーカーが主体として展開する製品と推測できる。

KYOCERAの製品型番の型番規則ではKC-Sがスマートフォン、KC-Tがタブレット、KC-Rがルータに該当する。

そのため、KC-S302はサブ6GHz帯の5Gに対応したスマートフォンと考えられる。

詳細な仕様は判明していないが、工事設計認証で通過した周波数などを考慮すると、ミッドレンジの5Gに対応したスマートフォンとして展開すると思われる。

総務省

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