サムスン電子、5G対応チップセットExynos 2200を発表
- 2022年01月27日
- その他モバイル端末
韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)は携帯端末向けチップセット「Exynos 2200」を発表した。
スマートフォンをはじめとする携帯端末向けに開発したハイスペックなチップセットである。
CPUはオクタコアで、パフォーマンスを重視したシングルコアのArm Cortex-X2、最適化したパフォーマンスを実現するトリプルコアのArm Cortex-A710、省電力を重視したArm Cortex-A510で構成されている。
3種類のCPUで構成することで、電力効率に基づく強力なパフォーマンスと安定した動作を実現できるという。
GPUは米国(アメリカ)のAdvanced Micro Devices (AMD)と共同で開発したSamsung Xclipse 920 GPUを搭載している。
ディスプレイの解像度およびリフレッシュレートは4KクラスのWQUXGAで最大120Hz、QHD+で最大144Hzとなる。
カメラの画素数はシングルカメラで最大2億画素に対応する。
3GPP Release 16に準拠した通信モデムを統合しており、第5世代移動通信システム(5G)のNR方式や第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式などの無線方式を利用できる。
NR方式はサブ6GHz帯を中心とするFR1で定義された周波数に加えて、ミリ波(mmWave)を中心とするFR2で定義された周波数にも対応しており、通信速度はFR1で下り最大5.1Gbps/上り最大2.55Gbps、FR2で下り最大7.35Gbps/上り最大3.67Gbpsとなる。
また、LTE方式はLTE DL Category 24およびLTE UL Category 22に対応している。
下りは8コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(8CC CA)、上りは4コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(4CC CA)に対応しており、通信速度は下り最大3Gbps/上り最大422Mbpsとなっている。
先代のExynos 2100と比較して通信速度はFR1の上りが最大1.92Gbpsから最大2.55Gbpsに高速化した。
日本標準時を基準として2022年2月10日にSamsung Electronicsがグローバル向けに発表する予定のSamsung Galaxy S22シリーズのスマートフォンの一部の型番で最初に採用すると思われる。
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