ドミニカ共和国のAltice Dominicanaが5Gを商用化
- 2022年04月19日
- 海外携帯電話
ドミニカ共和国の移動体通信事業者(MNO)であるAltice Dominicanaは第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。
2022年2月28日より5Gの提供を開始している。
まずはドミニカ共和国の首都であるサント・ドミンゴ市、北サント・ドミンゴ市、サンチアゴ市の一部が提供エリアとなっている。
5Gを利用するためには5Gに対応した料金プランおよび5Gのオプションに加入し、Altice Dominicanaで取り扱う5Gに対応した携帯端末を使用する必要がある。
一部のポストペイド向け料金プランが5Gに対応しており、ProのすべてとAppsのMediumおよびLargeが5Gに対応する。
5Gに対応した料金プランに加入したうえで、Altice Dominicanaが提供するスマートフォン向けのアプリケーションを通じて5Gのオプションを有効化できる。
5Gに対応した携帯端末としては中国のHuawei Technologies (華為技術)製、韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製、中国のXiaomi Communications (小米通訊技術)製のスマートフォンを取り扱う。
5Gに対応した携帯端末を使用する場合でも5Gに対応するためのソフトウェアのアップデートを適用するよう求めている。
なお、SIMカードは従来の第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式に対応した4G LTE SIMカードで5Gを利用できるため、4G LTE SIMカードを使用する場合はSIMカードを交換する必要はない。
5Gの無線方式はNR方式を採用している。
周波数はサブ6GHz帯の3.5GHz帯で、帯域幅は100MHz幅を使用しており、NR BandはFR1のn78となる。
3.5GHz帯では最初に固定通信用途として3470~3500MHzの30MHz幅を保有していたが、5G向け周波数として携帯通信用途でも使用できる3400~3470MHzの70MHz幅を追加で取得した。
さらに3470~3500MHzのライセンスに携帯通信用途も追加し、最終的に3400~3500MHzの連続した100MHz幅を携帯通信用途の5Gで使用できる。
ドミニカでは2番目に5Gを商用化した移動体通信事業者となった。
スポンサーリンク