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アジア初のGSMを10月に終了、香港のSmarToneが1993年に導入



香港特別行政区の移動体通信事業者(MNO)であるSmarTone Mobile Communications (數碼通電訊)は第2世代移動通信システム(2G)を終了すると発表した。

SmarTone Mobile Communicationsは2022年10月14日をもって2Gを終了することを決定したという。

2Gで使用している周波数は2Gを終了後に高度な無線方式で再使用し、より優れた携帯通信網を整備する計画である。

SmarTone Mobile Communicationsによるとデータ通信の需要が大幅に増大する一方で、2Gの需要は低下している。

2022年4月時点でSmarTone Mobile Communicationsの加入者のうち2Gの携帯端末を利用する顧客の比率はわずか0.1%未満にとどまるため、もはや2Gを維持する必要はない。

データ通信の需要の大幅な増大に対応するためには、2Gで使用している周波数を高度な無線方式で再使用し、周波数の有効活用が必要と判断したため、2022年10月14日をもって2Gを終了することになった。

SmarTone Mobile Communicationsは2Gの無線方式としてGSM方式を導入および運用している。

英領香港時代の1993年3月に900MHz帯の周波数を使用してGSM方式を商用化した。

これにより、アジアで最初にGSM方式を商用化した移動体通信事業者となった。

GSM方式で使用する周波数は1.8GHz帯も追加しており、900MHz帯および1.8GHz帯のデュアルバンドでGSM方式を整備してきた。

2022年10月14日をもってGSM方式の運用を終了するため、GSM方式の携帯通信網を維持する期間は29年半以上にも達することになる。

なお、香港特別行政区の政府機関で電気通信分野の規制を司る通訊事務管理局(Communications Authority:CA)はSmarTone Mobile Communicationsによる2Gの終了に関して事前同意を与えることを決定したと発表している。

これは通訊事務管理局がSmarTone Mobile Communicationsによる2Gの終了に事実上同意したことを意味する。

香港特別行政区の移動体通信事業者としてはHutchison Telephone (和記電話)が2021年9月30日に2Gを終了したため、SmarTone Mobile Communicationsは香港特別行政区で2番目に2Gを終了することになった。

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