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米国公開市場版のGalaxy Z Flip4とGalaxy Z Fold4が技適通過、展示目的で



総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)は技術基準適合証明や工事設計認証などを通過した機器の情報を更新した。

韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のNR/LTE/W-CDMA/GSM端末「SM-F721U1」および「SM-F936U1」が2022年7月26日付けでTUV Rheinland Japanを通じて電波法に基づく工事設計認証を取得したことが分かった。

工事設計認証番号はそれぞれ005-103083および005-103084である。

Bluetoothおよび無線LANの周波数で通過している。

無線LANの周波数は2.4GHz帯と5GHz帯を利用できる。

ハードウェアとしては携帯通信網にも対応しているが、工事設計認証では携帯通信網で認証を受けていない。

型番規則からそれぞれSamsung Galaxy Z Flip4およびSamsung Galaxy Z Fold4の型番に該当する。

型番の末尾がU1であるため、米国(アメリカ)のオープンマーケット(公開市場版)となることが分かる。

米国のオープンマーケット版は海外領土を含めた米国のオープンマーケット向けに用意した型番で、小規模な移動体通信事業者(MNO)も取り扱う場合がある。

日本向け型番ではないが、日本国内で展示する目的で工事設計認証を取得したと考えられる。

Samsung Galaxy Z Flip4およびSamsung Galaxy Z Fold4は2022年8月10日にグローバルで発表しており、日本国内では2022年8月11日より複数の場所で展示を順次開始している。

基本的に移動体通信事業者の製品として展開することが多い日本では国内向けに発表するまで日本版を展示できないため、海外版を展示することになった。

展示目的で携帯通信網を利用しない場合は携帯通信網で認証を受ける必要がないため、Bluetoothおよび無線LANの周波数に限定して工事設計認証を取得したと推測できる。

なお、申請者はSamsung Electronicsではなく同社の日本法人であるSamsung Electronics Japan (サムスン電子ジャパン)である。

日本版のSamsung Galaxy Z Flip4はNTT DOCOMO向け、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)向け、Rakuten Mobile (楽天モバイル)向け、日本版のSamsung Galaxy Z Fold4はNTT DOCOMO向けとKDDIおよびOkinawa Cellular Telephone向けと思われる型番が認証機関に登場している。

そのため、日本でもSamsung Galaxy Z Flip4およびSamsung Galaxy Z Fold4を発売するために準備を進めていると思われる。

総務省

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