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楽天モバイル、富士山頂で4Gと5Gを整備



Rakuten Mobile (楽天モバイル)は富士山頂で第4世代移動通信システム(4G)および第5世代移動通信システム(5G)を整備したと発表した。

2022年8月中旬より富士山頂で4Gおよび5Gの提供を開始している。

Rakuten Mobileは世界遺産で日本最高峰の富士山を登山する顧客に快適な通信環境を提供するために、2023年の山開き期間までを目標として2021年夏より富士山のエリア化に向けて取り組んできた。

2022年8月中旬までに富士山頂および登山道の一部で基地局の開設と運用を開始し、電波測定を実施してエリア化を確認しているという。

Rakuten Mobileは富士山頂および登山道で初めて自社の基地局を開設して楽天回線を整備したことになる。

標高3,776mの富士山頂の一部で5G、富士山頂とその周囲では4Gを利用できる。

また、山頂に加えて静岡県側の登山道となる須走ルート、御殿場ルート、富士宮ルートでは4Gの整備に成功している。

富士山頂とその周囲では2022年8月中旬から2022年9月上旬までの期間限定でエリア化を実施していることに留意しておきたい。

登山道のエリア化は通年であるが、山梨県側の吉田ルートは楽天回線ではなくパートナー回線となる。

パートナー回線はRakuten Mobileとローミング協定を締結したKDDIが整備しており、Rakuten Mobileの加入者はKDDIの4Gをローミングで利用できる。

富士山頂の一部でも電波状況によって5Gを利用できない場合や記載のエリアでも全域が楽天回線のエリアではない場合があるほか、利用環境によって音声通話やデータ通信の利用が制限される場所があるという。

Rakuten Mobileは富士山頂で開設した基地局を公開しており、少なくとも5Gは米国(アメリカ)のAirspan Networks製のアンテナ一体型無線装置、4GはフィンランドのNokia Solutions and Networks製の無線装置と韓国のKMW製のセクタアンテナを組み合わせて設置したことが分かる。

いずれも景観に配慮して修景色に着色していることも確認できる。

無線方式および周波数は5GがNR方式でミリ波(mmWave)の28GHz帯、4GがLTE方式で1.7GHz帯となる。

バンド番号はそれぞれFR1のn257とB3である。

富士山頂およびRakuten Mobileが4Gを整備した登山道の2022年の開山期間は2022年7月10日から2022年9月10日となっている。

Rakuten Mobile

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