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米国版のXperia 5 IVと思われる5GスマホがFCC通過、Wi-Fi 6Eも対応



Sony製のNR/LTE/W-CDMA/GSM端末「76056F」が2022年8月25日付けで米国(アメリカ)の連邦通信委員会(Federal Communications Commission:FCC)の認証を通過した。

FCC IDはPY7-17565Fである。

携帯通信網はNR (FR1, FDD) n2/n5/n66/n71, NR (FR1, TDD) n41/n77, LTE (FDD) B2/B3/B5/B12/B13/ B17/B25/B66/B71, LTE (TDD) B41/B48, W-CDMA II/IV/V, GSM 850/1900で認証を受けている。

Bluetooth、無線LAN、NFC、無線給電の周波数でも通過している。

無線LANの規格はIEEE 802.11a/b/g/n/ac/axに対応し、周波数は2.4GHz帯、5GHz帯、6GHz帯を利用できる。

76056Fは未発表端末の型番である。

製品の種類はポータブル・ハンドセットで、IEEE 802.11axにも対応するため、ハイスペックなスマートフォンになると推測できる。

第5世代移動通信システム(5G)の無線方式であるNR方式の無線アクセスネットワーク(RAN)構成はスタンドアローン(SA)構成のOption 2およびノンスタンドアローン(NSA)構成のOption 3に対応したデュアルモード5Gとなる。

SA構成のOption 2で動作時に動作時にn41/n77では上りの2×2 MIMOに対応するが、認証の実施時点でNR方式で音声通話を行うVoNR (Voice over NR)には対応していない。

NSA構成のOption 3ではE-UTRA-NRデュアルコネクティビティ(EN-DC)を適用してアンカーバンドとして機能する第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式に常時接続が必須で、FCCで認証を受けた周波数に限定するとn2はB5/B12/B13/B66、n5/n71はB2/B66、n66はB2/B5/B12/B13、n41はB2/B12、n77はB2/B5/B12/B13/B66がアンカーバンドとして機能する。

FCCでは送信周波数を認証の対象とするため、端末の場合は下りの周波数はFCCで認証を受けないが、下り専用のLTE (SDL) B29にも対応すると説明している。

世界的にも米国の移動体通信事業者(MNO)に限り導入する周波数にも対応するため、米国向けの端末と考えられる。

2022年8月1日から2022年8月25日までにXperia 5 IVと思われる3型番がFCCの認証を通過しているため、仕様や時期を考慮すると米国向けのXperia 5 IVに該当すると思われる。

NR方式の周波数はサブ6GHz帯(Sub6)を中心とするFR1に対応するが、ミリ波(mmWave)を中心とするFR2ではFCCの認証を受けていないため、少なくとも米国でFR2を利用できず、米国版であることを考慮すると実際はFR2に非対応と推測できる。

Xperia 1 IVの米国版はFR2にも対応したが、Xperia 5 IVの米国版はFR2に非対応となる見込みである。

6GHz帯でIEEE 802.11axを利用できるため、Wi-Fi 6Eに対応することも分かる。

Xperia 5 IVにはWi-Fi 6Eに非対応の型番も存在するが、一般的にWi-Fi 6Eの対応状況は販売する国や地域の6GHz帯の利用に関する規制に左右される場合が多いことに留意しておきたい。

Sonyは2022年9月1日にXperiaの新商品を発表する予定で、Xperia 5 IVを発表すると思われる。

FCC

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