日本向けXperia 5 IVと思われるスマホがFCC通過、ソフトバンク版のA204SOか
- 2022年08月26日
- SoftBank-SONY
SoftBank Corp.向けと思われるSony製のNR/LTE/W-CDMA/GSM端末「PY7-17565F」が2022年8月25日付けで米国(アメリカ)の連邦通信委員会(Federal Communications Commission:FCC)の認証を通過した。
FCC IDはPY7-17565Fである。
携帯通信網はLTE (FDD) B2/B4/B12/B17, W-CDMA II/IV, GSM 850/1900で認証を受けている。
Bluetooth、無線LAN、NFC、無線給電の周波数でも通過している。
無線LANの規格はIEEE 802.11a/b/g/n/ac/axに対応し、周波数は2.4GHz帯と5GHz帯を利用できる。
PY7-17565Fは未発表端末で、FCCの認証ではFCC IDをモデル名として扱う。
Bluetoothおよび無線LANの仕様はFCC IDがPY7-93060Rの端末と電気的に共通で、FCCの認証ではPY7-93060Rのデータを活用している。
PY7-93060Rは仕様や本体のサイズからXperia 5 IVと推定できるため、電気的に共通のPY7-17565FもXperia 5 IVとなる。
Xperiaシリーズのスマートフォンは日本で販売する型番と日本以外で販売する型番に大別できる。
基本的に日本以外で販売する型番はW-CDMA Vに対応するが、FCCで認証の対象となるVで通過していないPY7-17565FはVに非対応となるため、日本で販売する型番に該当する見込みである。
FCCでは米国で利用できる周波数を認証の対象とするため、FCCの認証では基本的に日本で利用できる周波数を特定できないが、国際ローミング向けに対応する周波数の傾向から販売元の移動体通信事業者(MNO)を推測できる。
NTT DOCOMO向けやKDDIおよび同社の連結子会社であるOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)向けの場合はVに対応する傾向であるため、PY7-17565FはSoftBank Corp.向けと考えられる。
実際に米国で利用できる周波数はSoftBank Corp.が発売したXperia 1 IV (A201SO)と共通である。
SoftBank Corp.は2022年度にSony製の端末はXperia Ace III (A203SO)まで発表しているため、Xperia 5 IVの型番は順当にA204SOになると推測できる。
Xperia 5 III (A103SO)の後継機種としてXperia 5 III (A103SO)と同様にSoftBankのラインナップで発売すると考えられる。
Sonyは2022年9月1日にXperiaの新商品を発表する予定で、Xperia 5 IVを発表すると思われる。
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