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米国とプエルトリコのiPhone 14シリーズはeSIMオンリーに、物理SIMは非対応



米国(アメリカ)のAppleはスマートフォン「iPhone 14」、「iPhone 14 Plus」、「iPhone 14 Pro」、「iPhone 14 Pro Max」を発表した。

一部の型番以外はデュアルeSIMに対応したが、物理的なSIMカードには非対応の型番が存在する。

iPhone 14、iPhone 14 Plus、iPhone 14 Pro、iPhone 14 Pro Maxにはそれぞれ5型番を用意している。

米国と米自治領プエルトリコで販売する型番となるA2649、A2632、A2650、A2651ではデュアルSIMの組み合わせはeSIMとeSIMとなる。

SIMカードスロットを廃止したため、物理的なSIMカードは利用できない。

公式には米国の移動体通信事業者(MNO)としてはAT&T Mobility、T-Mobile USA、Verizon Wirelessとして携帯通信事業を展開するCellco PartnershipがeSIMに対応する。

その他の米国やプエルトリコの移動体通信事業者もeSIMに順次対応すると思われる。

物理的なSIMカードは利用できないため、ローミングを除いてeSIMを提供していない移動体通信事業者(MNO)や仮想移動体通信事業者(MVNO)では利用が不可となる。

世界的にはeSIMを提供していない移動体通信事業者や仮想移動体通信事業者も少なくないため、米国もしくはプエルトリコで購入したうえで、米国やプエルトリコ以外に渡航した場合に現地で携帯回線を契約できない事態も想定できる。

例えば、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)ではすべての移動体通信事業者が国際ローミングを受け入れておらず、eSIMも導入していないため、同国では携帯通信網をまったく利用できないことになる。

なお、プエルトリコ以外の米国の海外領土では物理的なSIMカードにも対応した型番を販売することが決定している。

参考までに中国大陸、香港特別行政区、マカオ特別行政区で販売する型番はeSIMに非対応で、デュアルSIMの組み合わせはNano SIM (4FF)とNano SIM (4FF)となる。

米国、プエルトリコ、中国大陸、香港特別行政区、マカオ特別行政区以外ではNano SIM (4FF)とeSIMに対応した型番を販売する。

そのため、日本で販売する型番はNano SIM (4FF)とeSIMに対応することになる。

Apple

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