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南アフリカ国有のTelkom SAが5Gを商用化



南アフリカの国有の移動体通信事業者(MNO)であるTelkom SAは第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。

2022年10月27日より5Gの提供を開始している。

まずは固定通信用途で5Gを利用できる。

Telkom SAは携帯通信事業を主力事業として展開しているが、当初は固定通信用途で5Gを展開することになった。

5Gの無線方式はNR方式を導入した。

サブ6GHz帯(Sub6)を中心とするFR1で定義された周波数を使用している。

5Gを商用化した時点では西ケープ州、東ケープ州、クワズール・ナタール州、ハウテン州で125局の5Gの基地局を開設しており、5Gのエリアは順次拡大する計画である。

5Gの基地局を構成する無線アクセスネットワーク(RAN)の通信設備は中国のHuawei Technologies (華為技術)が供給する。

Huawei Technologiesは南アフリカで存在感を高めており、Telkom SAを含めた複数の移動体通信事業者がHuawei Technologiesより5GのRANの通信設備を調達している。

南アフリカでは複数の拠点を開設しており、特にハウテン州の州都・ヨハネスブルグ市都市圏で開設した拠点はアフリカ南東部の28か国の事業を統括するHuawei Technologiesにとって重要な拠点となっている。

なお、Telkom SAはハウテン州のツワネ市都市圏プレトリア地区に本社が所在し、南アフリカの国有企業の扱いである。

Telkom SAの株式の40.5%を南アフリカ政府が保有している。

南アフリカ政府の持分比率は過半を下回るが、Telkom SAは国有企業を意味するSOCに位置付けている。

Telkom SAは将来的に携帯通信用途でも5Gを導入する計画であるが、詳細な時期は確定していない。

携帯通信用途で5Gを導入する時期は確定次第発表する予定である。

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