マレーシアのDigi、社名変更およびCelcom Axiataと合併を承認
- 2022年11月21日
- 海外携帯電話
ノルウェーのTelenorの連結子会社でマレーシアのDigiは社名の変更およびマレーシアの移動体通信事業者(MNO)であるCelcom Axiataと合併することを承認したと発表した。
Digiは2022年11月18日に開催した臨時総会でDigiの株主が社名の変更およびCelcom Axiataと合併する計画を承認したという。
Celcom AxiataはマレーシアのAxiata Groupの完全子会社である。
DigiはAxiata GroupからCelcom Axiataの全株式を177億5,600万マレーシアリンギット(約5,462億5,677万円)で取得し、Axiata Groupに対して157億6,600万マレーシアリンギット(約4,850億3,516万円)に相当するDigiの株式の33.1%と16億9,300万マレーシアリンギット(約520億8,452万円)を譲渡することでDigiとCelcom Axiataの合併を行う。
また、DigiはCelcom Axiataと合併の完了に伴い社名をCelcom Digiに変更することになる。
正式な商号はCelcom Digi Berhadとなる。
Telenorはノルウェー国有の統括会社で、完全子会社でノルウェーのTelenor Mobile Holdings、完全子会社でノルウェーのTelenor Mobile Communications、完全子会社でシンガポールのTelenor Asiaを通じてDigiの株式の49%を保有している。
Digiに対するTelenorの持分比率は過半を下回るが、TelenorはDigiを連結子会社として位置付けている。
ただ、DigiとCelcom Axiataの合併に伴いTelenorのDigiに対する持分比率はAxiata Groupと同様に33.1%となる。
そのため、TelenorはDigiの位置付けを連結子会社から関連会社に変更することになる。
Digiは完全子会社でマレーシアの移動体通信事業者であるDigi Telecommunicationsを通じて携帯通信事業を展開している。
Digi TelecommunicationsとCelcom Axiataは同業の事業会社であるが、当面はDigi TelecommunicationsとCelcom AxiataともにDigiから社名を変更するCelcom Digiの完全子会社として存在する。
Digiは2022年12月末までにCelcom Digiとして事業を開始する計画である。
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