アンゴラのUnitelが5Gを商用化、アンゴラ初の5Gに
- 2022年12月11日
- 海外携帯電話
アンゴラの移動体通信事業者(MNO)であるUnitelは第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。
2022年12月6日より5Gの提供を開始している。
アンゴラの首都・ルアンダ市の3か所で5Gを整備しており、5Gのエリアは順次拡大する計画である。
まずはNetCASA 5Gとして固定通信用途で5Gを展開する。
Unitelの主力事業は携帯通信事業であるため、将来的には携帯通信用途でも5Gを展開する計画であるが、携帯通信用途で5Gを導入する時期は公表していない。
5Gの無線方式としてはNR方式を導入した。
無線アクセスネットワーク(RAN)構成は第4世代移動通信システム(4G)の無線方式であるLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成である。
周波数はサブ6GHz帯(Sub6)の3.5GHz帯を使用している。
NR BandはFR1のn78となる。
Unitelが開催した5Gの商用化に関する発表会では5Gの通信速度を測定しており、下りの実測値は400~600Mbps、上りの実測値は60~80Mbpsを記録していた。
通信速度の上限を設定した料金プランが存在するため、料金プランによっては通信速度が最大10Mbps、最大25Mbps、最大50Mbps、最大100Mbpsとなる場合がある。
基地局を構成するRANの通信設備は中国のHuawei Technologies (華為技術)およびスウェーデンのEricssonから調達する。
これまでに、アンゴラの移動体通信事業者は5Gを導入していない。
そのため、Unitelはアンゴラで最初に5Gを商用化した移動体通信事業者となった。
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