総務省、移動通信システムに700MHz帯で3MHz幅を割当へ

総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications：MIC)は移動通信システムに700MHz帯で3MHz幅を割当するための所要の手続きなどを進める予定を発表した。

総務省の情報通信審議会では2022年11月から新世代モバイル通信システムの技術的条件の狭帯域LTE-Advancedの技術的条件に係る検討を進めてきた。

総務省は2023年6月21日に情報通信審議会から狭帯域LTE-Advancedの技術的条件に関して一部答申を受けた。

そのため、総務省では狭帯域LTE-Advancedの導入に向けた制度整備を行うために電波法施行規則などの一部を改正する省令案などを作成および公表している。

省令案などに関しては2023年6月22日から2023年7月21日まで意見募集を行う。

総務省は移動通信システムの導入に向けた計画を有する者を対象として周波数の利用に関する調査も行い、700MHz帯の利用に対する需要が示された。

一連の背景から総務省では700MHz帯における移動通信システムの普及のための特定基地局の開設に関する指針を定める告示案なども作成および公表している。

告示案などに関しても2023年6月22日から2023年7月21日まで意見募集を実施する。

意見募集の結果を考慮して電波監理審議会への諮問を行い、電波監理審議会から答申が得られた場合には省令の改正や告示の制定などに向けて所要の手続きなどを速やかに進める予定という。

700MHz帯では上り3MHz幅、下り3MHz幅をFDDの周波数として比較審査で1者に割当する計画である。

無線方式は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式を導入することになる。

バンド番号はBand 28となる。

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