Cellcardを展開するカンボジアのCamGSMが上場
- 2023年06月30日
- 海外携帯電話
カンボジアの移動体通信事業者(MNO)でCellcardとして携帯通信事業を行うCamGSMが上場した。
CamGSMは2023年6月27日付けでカンボジア証券取引所に上場しており、カンボジアの移動体通信事業者としては初めて公開会社となった。
上場に伴い調達した資金は携帯通信網のカバレッジの拡大、携帯通信網の品質の向上、携帯通信網の近代化、デジタル化の強化に向けた開発などに投資する計画である。
携帯通信網の近代化には第5世代移動通信システム(5G)の導入も含まれている。
高速通信や低遅延の需要の増大に対応するために5Gの導入を検討している。
5Gなど新たな技術の導入に備えるという。
CamGSMはカンボジアのRoyal Groupの子会社である。
1996年4月20日にRoyal GroupおよびルクセンブルクのMillicom International Cellular (MIC)が合弁会社としてカンボジアの首都・プノンペン都で設立した。
当初の出資比率はRoyal Groupが38.5%、Millicom International Cellularの子会社でオランダのMillicom Holdings Cambodiaが61.5%で、Millicom International Cellularは子会社として取り扱っていた。
2009年11月26日にはRoyal GroupとMillicom International Cellularの合弁を解消しており、上場するまでRoyal Groupの完全子会社となっていた。
主要事業はカンボジアで行う携帯通信事業である。
カンボジア全土を対象区域とする移動体通信事業者として携帯通信事業を展開している。
無線方式は第2世代移動通信システム(2G)のGSM方式、第3世代移動通信システム(3G)のW-CDMA方式、第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式を導入した。
カンボジア全土で携帯通信網の高度化を進める計画である。
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