シャープ製5GスマホAQUOS sense7 plusの製造工場が判明

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SHARP CORPORATION製のスマートフォン「AQUOS sense7 plus」の製造工場が判明した。

台湾の政府機関で電気通信分野などの規制を司る国家通訊伝播委員会(National Communications Commission：NCC)がAQUOS sense7 plusの認証に係る情報を掲載しており、AQUOS sense7 plusの製造工場などを確認できる。

AQUOS sense7 plusは2023年6月29日付けでSH-S70Pとして国家通訊伝播委員会の認証を取得している。

SH-S70Pは台湾向けAQUOS sense7 plusの型番である。

当初、国家通訊伝播委員会の認証では型番などの情報を掲載しておらず、台湾向けにAQUOS sense7 plusを正式に発表後に掲載した。

製造者は中国のFutaijing Precision Electronics (Yantai) (富泰京精密電子(煙台))と記載しているため、同社が中国の山東省煙台市で所有する工場で製造することになる。

Futaijing Precision Electronics (Yantai)は台湾のHon Hai Precision Industry (鴻海精密工業)の連結子会社で、Hon Hai Precision Industryは同社の連結子会社で英領ケイマン諸島のFIH Mobile (富智康集団)を通じて所有している。

SHARP CORPORATIONの筆頭株主はHon Hai Precision Industryであるため、SHARP CORPORATIONのスマートフォンは基本的にHon Hai Precision Industryの関係会社で工場を所有する事業会社が製造を担当すると考えられる。

筆者が認識する限りでは多数のHon Hai Precision Industryの関係会社で工場を所有する事業会社のうちSHARP CORPORATIONのスマートフォンはFutaijing Precision Electronics (Yantai)が製造を担当することが多い印象である。

なお、SHARP CORPORATIONは日本の法令や会計基準に基づきHon Hai Precision Industryを親会社として認識しているが、Hon Hai Precision Industryは台湾の法令や会計基準に基づきSHARP CORPORATIONを連結子会社ではなく関連会社として扱っている。

AQUOS sense7 plusは第5世代移動通信システム(5G)に対応したスマートフォンで、台湾では2023年7月15日に発売した。