ベトナムで2024年9月に2Gを終了へ
- 2023年11月07日
- 海外携帯電話
ベトナムで2024年9月に第2世代移動通信システム(2G)を終了することが分かった。
ベトナムの政府機関で電気通信分野などの規制を司る情報通信省(Ministry of Information and Communications:MIC)はベトナムで2024年9月に2Gを終了する計画を公表した。
2023年12月から2Gの停波を開始する見込みで、2024年9月には停波を完了することになる。
2Gの加入件数は2023年1月時点では約2,600万件で、全体の約20%を占めていた。
2023年8月時点では約2,300万件まで減少したが、巻き取りを加速して2023年12月には約600万件まで減少することを目標に定めている。
ベトナムでは1993年よりスウェーデンのEricssonと協力して2Gを運用してきた。
しかし、第3世代移動通信システム(3G)および第4世代移動通信システム(4G)の導入に伴い3Gおよび4Gが普及している。
2Gでは高まるデータ通信の需要を満たせず、3Gおよび4Gの普及を受けて2Gの需要は大幅に低下した。
そのため、2Gを終了することになった。
第5世代移動通信システム(5G)は商用化していないが、5Gの商用化に向けて商用と近い環境で技術検証を進めている。
ベトナムでは移動体通信事業者の統廃合が収束しており、2023年11月時点では5者の移動体通信事業者が携帯通信事業を行う。
5者とも2Gの運用を継続しており、2Gの無線方式としてはGSM方式を採用する。
周波数は900MHz帯および1.8GHz帯を使用しているが、2Gの停波後は新しい無線方式で900MHz帯および1.8GHz帯を活用することになる。
情報通信省が主導する2Gの終了に関する計画は5者の移動体通信事業者が対象となる。
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