英Vodafone、スペインから撤退へ

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英国(イギリス)のVodafone Groupはスペインの事業を売却すると発表した。

Vodafone Groupは英国のZegona Communicationsに最大50億ユーロ(約8,019億7,050万円)でスペインのVodafone Holdings Europeの株式の全部を売却することでZegona Communicationsと契約を締結したという。

Vodafone Holdings Europeはスペインの事業会社を所有する中間持株会社である。

そのため、Vodafone GroupがVodafone Holdings Europeを通じて所有する事業会社はZegona Communicationsが取得することになる。

Vodafone GroupがVodafone Holdings Europeを通じて所有する主要な事業会社としてはVodafone Espanaが存在する。

Vodafone Espanaはスペインの移動体通信事業者(MNO)である。

スペイン全土を対象区域として携帯通信事業などを行う。

Vodafone EspanaはVodafone Groupと資本関係を解消することになるが、当面はVodafone Groupとブランドライセンス契約を締結してVodafoneの商標を利用する方向で検討している。

ブランドライセンス契約はZegona CommunicationsがVodafone Espanaの取得を完了してから最大で10年間の計画となっている。

Vodafone EspanaはVodafone Group傘下の移動体通信事業者としてほかのVodafone Group傘下の移動体通信事業者各社と強力しているが、Zegona CommunicationsがVodafone Espanaの取得を完了後も調達、IoT、国際ローミング、キャリアサービスへのアクセスなどで協力を継続できるよう過度的および長期的な協約も締結する予定である。

Vodafone Groupとしてはスペインから撤退することになる。