台湾之星が12月1日に消滅、台湾大哥大と合併で
- 2023年11月28日
- 海外携帯電話
台湾の移動体通信事業者(MNO)であるTaiwan Mobile (台湾大哥大)および同じく台湾の移動体通信事業者でT STAR (台湾之星)として携帯通信事業を行うTaiwan Star Telecom (台湾之星電信)は2023年12月1日に合併を実行することが分かった。
Taiwan Mobileは投資家向けにTaiwan MobileによるTaiwan Star Telecomの吸収合併に関する計画の追加情報を開示しており、最終的な合併基準日を2023年12月1日に定めたという。
そのため、2023年12月1日を効力発生日としてTaiwan Mobileを存続会社、Taiwan Star Telecomを消滅会社とする吸収合併を実行する。
Taiwan MobileとTaiwan Star Telecomは吸収合併に関する契約を2021年12月30日に締結した。
吸収合併を実行するためには台湾の政府機関である国家通訊伝播委員会(Natioinal Communications Commission:NCC)および公平交易委員会(Fair Trade Commission:FTC)の承認が必要となっていた。
当初は暫定の合併基準日を2022年9月30日に設定しており、変更が必要な場合に変更する全部の権利はTaiwan Mobileの董事長に与えていた。
Taiwan MobileおよびTaiwan Star Telecomの想定より政府機関の審査が長期化したため、暫定の合併基準日までに吸収合併を実行できず、2023年1月18日付けで国家通訊伝播委員会、2023年10月11日付けで公平交易委員会が承認したことで、最終的な合併基準日を定めた。
Taiwan Star Telecomは台湾のTaiwan Star Cellular (台湾之星移動電信)が第4世代移動通信システム(4G)向け周波数を取得して携帯通信事業に参入することになった。
Taiwan Star Telecomは2014年6月4日にVIBO Telecom (威寶電信)を完全子会社化したうえで、2014年8月22日に社名をTaiwan Star Telecomに変更したため、1代目のTaiwan Star Telecomが誕生した。
VIBO Telecomは2014年8月25日に携帯通信サービスの名称をVIBO (威寶)からT STARに変更しており、2014年11月1日にはVIBO Telecomを存続会社、1代目のTaiwan Star Telecomを消滅会社とする吸収合併を実行している。
2015年3月31日には社名をTaiwan Star Telecomに変更したため、2代目のTaiwan Star Telecomとなった。
2代目のTaiwan Star Telecomも2023年12月1日をもって法人格が消滅する。
スポンサーリンク