東ティモールのTelemor、5Gの試験サービスを提供
- 2023年11月28日
- 海外携帯電話
東ティモール(ティモール・レステ)の移動体通信事業者(MNO)でTelemorとして携帯通信事業を行うViettel Timor Lesteは第5世代移動通信システム(5G)の試験サービスを提供すると発表した。
2023年11月28日に5Gの試験サービスに関して案内しており、東ティモールの独立宣言記念日に合わせたという。
なお、東ティモールはインドネシアからの独立回復は2002年5月20日で、5月20日が独立記念日の祝日となるが、ポルトガルからの独立宣言日は1975年11月28日であるため、11月28日も独立宣言記念日として祝うことがある。
最初の段階では東ティモールの首都・ディリ市に所在するTimor Plazaが5Gのエリアとなる。
Timor PlazaにはViettel Timor Lesteの登記上の本店も所在する。
Viettel Timor LesteはベトナムのViettel Group (軍隊工業通信グループ)の子会社である。
Viettel Groupはベトナムの政府機関である国防省(Ministry of National Defence:MOD)が完全所有する国有の会社で、ベトナム共産党中央軍事委員会が運営を担う。
そのため、Viettel Timor Lesteの経営権も実質的にベトナム共産党中央軍事委員会が有することになる。
これまでに、Viettel Groupはベトナムや東ティモールを含めた11か国で支店、子会社、関連会社を通じて移動体通信事業者として携帯通信事業に参入している。
ベトナムでは支店でベトナムの移動体通信事業者であるViettel Telecom Corporation – Branch of Viettel Groupが5Gを提供しているが、試験用の免許に基づき5Gを整備しているため、正確には商用の5Gではない。
Viettel Groupの支店、子会社、関連会社では5Gを商用化した事例がない。
スポンサーリンク