ナウルのNauru Telikom CorporationがPLMN番号を取得、新規参入を計画か
- 2024年02月03日
- 海外携帯電話
ナウルのNauru Telikom Corporationは公衆陸上移動体通信番号(Public Land Mobile Network Number:PLMN番号)を取得したことが分かった。
国際電気通信連合(International Telecommunication Union:ITU)の通知で判明している。
Nauru Telikom CorporationはPLMN番号として536-03の割当を受けた。
PLMN番号は3桁の国コード(Mobile Country Code:MCC)と2桁もしくは3桁の事業者コード(Mobile Network Code:MNC)で構成する。
536-03の場合はMCCが536、MNCが03となる。
Nauru Telikom Corporationはナウルのアイウォ地区に本社が所在する会社であるが、詳細は判明していない。
これまでに、ナウルではNeotelが移動体通信事業者(MNO)として新規参入する見込みであることが分かっている。
米国(アメリカ)のBlue Arcus Technologiesの開示によると、Blue Arcus TechnologiesとフィンランドのNokia Solutions and NetworksがNeotelから通信設備のベンダとして選定されたという。
Blue Arcus Technologiesが供給する第4世代移動通信システム(4G)および第5世代移動通信システム(5G)向けのコアネットワークとNokia Solutions and Networksが供給する無線アクセスネットワーク(RAN)の通信設備を組み合わせて、Neotelの携帯通信網を構築する計画である。
ナウルの人口は2021年時点で約12,500人で、日本国政府が国家承認する国としては世界で4番目に少なく、日本の自治体では北海道芦別市や高知県土佐清水市などと近い規模となる。
ナウルの移動体通信事業者は豪州(オーストラリア)のTelstra Groupの連結子会社であるDigicel (Nauru)の1社であるが、ナウルの市場規模で同時期に2社目と3社目の移動体通信事業者が新規参入することは考えにくい。
そのため、Nauru Telikom Corporationが社目で、Neotelがブランド名となることも想定できる。
少なくともナウルで第2の移動体通信事業者は登場することになると思われる。
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